tascoTitanのブログ

最高のカスタムVSR-10を目指して

ご依頼品 VSR-10プロスナフルチューニング+ウッドストック+ブッシュネルスコープ No.028

2019年1月26日土曜日
ブログのコメント欄から、ご連絡いただきました。ありがとうございます。

お電話を頂戴し、お打ち合わせをさせていただきました。
規制前に、APS‐2スポーターをお使いで、超精密な射撃にチャレンジされていたそうです。
サバイバルゲームはされないので、銃の種類は「お好み」でプロスナイパー。
ナカヤウッドストック+ブッシュネルスコープ・タスコマウントリングをセット。
精密射撃銃の仕上げに、マウントベースはノーベルアームズをご選択いただきました。
小ネタ3種類も施工いたします。
完成は2月10日日曜日頃を目指します。

2019年2月11日月曜日  発送いたしました。

2019年2月10日日曜日
室内レンジで、集弾性、連射・速射テストをしました。
20m1回目
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20m2回目
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10mの1回目と2回目
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プロスナで、この的を撃ったのは初めてかも知れません。
Gスペックより、ブレがシビアに着弾にあらわれる感じで、冷や汗が出ます。
銃の動作は、極めて良好です。操作が軽く、滑らかで疲れません。
スコープの、ズーム・ヴィンテージ・エレベーション・サイドフォーカス調整に問題ありません。使って頂くと、「いいスコープだなー!」と感じていただけると思います。

以上で、加工とテストを一通り終了いたしました。
すり合わせで、塗装が落ちた部分には、塗料を差しておきます。

ご依頼主さま、ご要望がございましたら、何なりとお申し付けください。


2019年1月31日木曜日
揃いましたので、作業開始いたします。
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実銃用のブランドスコープと、ウッドストックの組み合わせは、VSRカスタムのターミネーターでしょうか。
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メールにて、「本物志向」と伺いましたので、ご提案です。
試作品・耐久性テスト品ですが、エンドキャップを黒染め(ブルーイング)して、研磨したものです。日焼けで、黒色が薄くなっていますが、変化は止まったようです。
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新品パーツですが、使い込んだような色になりました。

耐久テスト前の状態(2018年10月)
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実銃のレミントンM700でも、エンドのみ研磨されているモデルがありました。

マガジンの加工  手持ちの未使用品と合わせて、2種類作ってみました。
加工前
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加工後 
パーテーションラインを削ると隙間が出てくるものがあります。個体差です。
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上面と後方はサイズを変えたくないので、これくらいで。
お好きな方を、お選びください。
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2019年2月2日土曜日
このロットは、初めてです。最新版。
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気密は完璧です。チャンバー入り口に、ノズルが結構当たっています。
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プロスナは、久しぶりです。
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ボルトハンドルの、上げ角度を2段階に
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閉鎖角度
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元々の上げ角度
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増設した上げ角度 水平近くです。
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チャンバー、ブロックの研磨
加工後
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トリガーガード内のバリ取り
加工後
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今回から、表面保護・潤滑・サビ防止のため、米国製の「実銃用潤滑・防錆・浸透・表面コート剤」を使います。おそらく、エアソフトガンにも使用可能な、唯一の実銃用潤滑剤だと思います。石油類を全く含まない、食品安全規格をパスしているものです。
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インナーバレル研磨
加工前
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加工後
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加工前
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加工後
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加工前
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加工後
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ちょっと、模様で遊んじゃいました、、。
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アルミバレルならではです。見えないところですけど。

マガジンリリースボタン加工  これでよろしければ、付けておきます。
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トリガーシステム分解、研磨
加工前
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加工後
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上げ角度を変えた、ハンドルを引くために、セーフティーの頭部を低くします。
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シリンダー分解、ノズル研磨、ヘッドテーパー加工
加工前 新品なので綺麗ですが、角を丸めます。
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加工後 ネジ部が汚れちゃいましたね。綺麗にしておきます。
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加工前
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加工後
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加工前
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加工後
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加工前
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加工後
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ピストン加工、重量調整  Gスペックより、少しだけ軽めにします。
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撃ち味の要です。
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スプリング、スペーサー加工 端面を処理しておきます。
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シリンダー内のバリ取り
加工前
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加工後
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レシーバーとアウターバレルのすり合わせ、エンド組み付け
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ホップアーム加工
こんな道具立てで、2時間弱で、出来ます。
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加工途中 赤線の部分を、リューターで削ります。
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ペーパー・フィルムで整えて、完成
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シリンダー組み立て
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ピストン内にグリスをたっぷり
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チャンバー、インナーバレル組み立て
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アッパー組み立て、アウターバレル内の消音加工
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マウントベース取り付け
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動作確認
①トリガーストップレバーが、上がらない為、トリガーが引けません。
ストップレバーの頭部を削ります。
ボルトハンドルを水平から少し下げたところで、トリガーが引けるようにします。
解消済み。

②ファーストシアーに、シリンダーリリースレバーが干渉している為、発射後にシアーが戻りません。さて、どうしてくれよう!
対策1:これを、入れてみます。
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残念!何も変わらない。

対策2:シリンダー保持を、少し弱めるため、レシーバーエンドとボルトハンドルの当たりを滑らかにします。
改善しましたが、完全にボルトハンドルを閉鎖して撃つと、まだトリガーが戻りません。

対策3:レシーバーエンドとレシーバーのすり合わせで、シリンダー保持の方向を調整。エンドがやや左寄りに固定されているので。右側の、金型のズレをならして、
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削った反対側に、アルミテープを3重に貼って、組み立て。
OK!です。対策完了。よかった~。
現状、動作良好です。

2019年2月6日水曜日
悪天候で、長距離の弾道確認が出来ていません。天候回復待ちです。
テスト用スコープ達です。
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左:ハッコーOL56mmイルミ  中:キャベラズ32mm   右:リューポルド50mmAO
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ハッコーとキャベラズは日本製の狩猟用。リューポルドは米国製タクティカル用。
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エアソフトガンには、いずれもオーバースペックですが、弾道を追うのが楽チンで、目が疲れません。

2019年2月7日木曜日 吹雪、ふぶき、氷の世界。
雪の合間に、少しだけ撃ってみた感じでは、0.25~0.30g弾がいいようです。
0.33g弾で長距離は苦しい感じ。
風に逆らっての「斜め射ち」なので、弾道の評価はまた後日に。
動作・操作感は、エクセレント!だと思います。プロスナの魅力ですよねー。


2019年2月8日金曜日 遠距離弾道・ホップアップ確認
降雪がほとんどなく、風が不規則に吹いている状況で、0.28g弾でテストしました。
ホップ調整は、いいと思います。直進してドロップから、ワンクリックずつ弾道が持ち上がって、鬼ホップ状態まで、調整可能です。

2019年2月9日土曜日
出力測定
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ネジ等の黒染め
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ウッドストック加工、取り付け
アウターバレルを、レシーバーにガチガチに組み付けていますので、アッパーの寸法が変わります。トリガーガード部、後方ネジ穴を前へ広げます。
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後方のネジ(長い方)が、レシーバーに深く入りすぎて、コッキング出来なくなりますので、一山くらい削っておきます。
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木肌がむき出しになった部分へ、多めに亜麻仁油を塗ります。
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組み立て前に、ストック全体にも塗っておきます。

スコープ載せ
チャンバーの水平と、スコープを合わせます。
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ストックに載せて、一旦完成
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木取りの具合で、面白い模様が入っています。
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小ネタ3種類です
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ストックに組み付けた状態で、各部の動作は良好です。



集弾性、連射・速射テスト

完成?再調整?