tascoTitanのブログ

最高のカスタムVSR-10を目指して

NO.043s ご依頼品 GスペックO.D.フルチューニング +M40A3(モデルワークス製)ストック+ブッシュネルスコープ+超重量弾対応流速加工+高剛性加工(一部)+黒染め5点加工

2020年6月29日月曜日 テスト終了 発送準備を致します。

最大飛距離付近のテストを4日間させていただきました。合格だと思います。風の止んだ時に、正確に水平を保って撃てば、まーすぐにぐんぐん伸びて行く弾道が気持ちいいですよ。重力とホップ回転軸がひったり釣り合っているときの弾道は力強いですね。

自分の射撃能力よりこの銃の弾道を信用したほうが良さそうです。私のように水平垂直、距離感覚、視力、体幹が衰えてきているジジイには水準器は必須だと感じました。

水準器を見ないで構えてみると毎回銃のバンク角度が変わるんですよね。トリガー引く前にちらっと水準器を見て、構えを修整して(銃の傾きをなくして)撃たないとホップ回転が垂直にならず、飛距離が伸びません。直進するはずが横滑りしていったり、山なりに持ち上がる方向や落ちていく方向が左右にずれて行くのは、この水準器で左右の黒線に気泡が重なる位の僅かな傾きでも起きます。真っすぐ飛んで真下に落ちる弾道のときに、気泡が真ん中に来るようにセットしておけば、伸びのある真っすぐな弾道を再現するのが容易になります。

この水準器、スコープメーカーのロゴが入っているだけで6~7,000円くらいで売られていますが、オーストリアから取り寄せれば€9.0=約1,100円(送料、税別)です。他のパーツ類と一緒に送ってもらっていますので、実質1,200円くらいでしょうか。自作ですと、ホームセンターで600~700円くらいの日本製の高感度なハンディー水準器で作れそうですが、細いリングを用意したり加工したりが大変そうだし、ちょっと大きいんですよね銃の幅からはみ出るのは壊しそうで。これはほぼスコープリングの幅で収まっていますし、調整ノブより内側にありますからぶつけにくいと思います。気泡は「もたー」と動くのですが、あまり高感度だと神経質に動きますから、これくらいでもいいのかと感じました。

在庫が3個ありますので、ご希望でしたらお申し付けください。

あ、それと、とても重い銃なのは間違いないのですが、いい筋トレになりますね。撃つのが面白いのでついつい撃ちたくなります。肩や腰、体幹にいいかも!

 

では、銃とスコープをクリーニングして、発送の準備を致します。

お待たせいたしました。

                                                                                                                             

2020年6月27日土曜日 テスト中 水準器をつけてみました。

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スコープを覗いた時、自分では水平だと思っていてもズレていることがあると思います。両眼視がうまく出来れば、右眼でスコープを覗きながら、、

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左眼で水準器をチェックできます。右眼を一瞬瞑れば見えますけどね。

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強風の中、2日目の撃ち比べです。

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No.037GスペックとSSG10を基準にしています。SSG10はちょっと別格な感じですが、、。

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Gスペック同士でしたら、流速加工しているN0.043sが面白いですね! 静かさや程よい重量感で扱いやすいのはNo.037なのですが、、。No.043sはバイポッドで撃つ銃ですねー。重い!重い!

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昨日は0.36g、今日は0.32gバイオ弾を使いました。0.32gはどの銃も軽々と撃ち出します。ストレートから山なり弾道まで自由自在です。強い横風の中で50m超を狙って撃ちました。一番はSSG10かな、、次はN0.043sですね、流速加工で0.36g弾まで気持ち良く撃てるのが強みです。No.037は流速ではないので0.33g弾までです。

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No.043sはすごく重たいのですが、反動や振動は全く気になりません。スコープと水準器の映像に集中して撃っていると、シリンダーの前後動がやや重たいことも忘れてしまいます。「親指をエンドに添えて引いて、そのまま前進し切るまできっちり押し込む」というVSRのコッキングのお約束を、嫌でも守らなくてなくては撃てない銃です。 もう1日くらい撃ってみてもいいですか? 楽しいんですよねー!!

 

                                                                                                                                 

Gスペックをお使いいただいているお客様から、お問い合わせいただきました。誠にありがとうございます。

GスペックO.D.フルチューニングに、Gスペック専用超重量弾(0.36g弾)対応流速加工、高剛性加工、制振加工、金属パーツ5点黒染め加工を追加して、モデルワークス製M40A3マクミランストックO.D.(PDI X-FIRE取扱い)と組み合わせます。スコープはBushnell Legend Ultra-HD 3-9×40サイドフォーカス

※超重量級になってしまいますので、一部の加工を省くことになると思います。(高剛性加工、制振加工)

                                                                 

2020年6月3日水曜日

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とても重たいストックです。約2.2kg!(純正ストックは740g)。マルイさんのM40A5はモナカ構造ですが、これはあんこがたっぷりです。高剛性加工等でアッパーも重たくなると手持ちで撃つのは厳しいかもしれません。

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剛性は高いですよー。曲がらない!捻れない!

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ぽん付けは不可能です。狭くてレシーバーが入りません。

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 すーんごく重たいエアコキ(マルイさんのガスブロ89式と同じくらい)になりますが、大丈夫ですか? 仕様変更やキャンセルはいつでもどうぞ!

                               

2020年6月5日金曜日

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ノズルのチャンバーへの当たりはそこそこですが、気密が悪い「プシュー―」。

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ここまでアウターをねじ込んでみると、気密がよくなって「ボン!!スウー―」。ボルトハンドルの後ろに遊びがあるので、あと180度ねじ込んでさらによくなりそうです。

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ピストンの仕上がりは現行よりいいかも!開口部にぼこぼこした波うちが無い。シリンダーとヘッドのずれが無いのもラッキーですね。他のパーツもきれいです。

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加工前

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加工後 

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マズル加工 サプレッサーの取り付け部だけをねじ込んで内径(11mm)をけがいています。

加工前

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加工後 奥の方は内径9.5mm(ステンレスの延長パイプが入るため)出口は11mm。

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サプレッサー取り付け部をねじ込んで、削りすぎていないか確認。

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空気の流れるところは、なだらかに段差が少ないように少しづつ広がっていくように。エアが絞られるのはノズルだけで他は真っ直ぐと広がるだけにすると良いかも。

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チャンバー・チャンバーブロック加工

加工前

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加工後 ノズルがガチガチ当たらないように、、。

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組み立てる時に、スカッとぴちっと合わさると気持ちいい!

 

ノズル加工 加工前 きちっと加工されていますねー。角々を丸めておけば何かと良いことに。

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加工後 丸くなりました。角張っていると、他のパーツと当たるときにお互いを傷つけてしまう。角のある面で当たらず、滑らかに変化する線で当たるようにします。太さ、長さは変えないで。

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シリンダーヘッド加工

加工途中 リューターで回転砥石とゴム砥石使用。深く、広くするとエアブレーキの効きが弱め・遅めになります。静かさを求める場合はその逆で。

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#180,#240,#400,#800,#2,000ペーパー、フィルム+4,000番20,000番相当研磨材での作業終了。4,000番まででも充分綺麗になります。

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シリンダー開口部のバリはこんな風にピストンを削る。

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#240から#2,000のペーパー・フィルムで研磨するときれいになります。綿棒で内側を撫でて引っ掛かりがなくなっていればOK。


アウターバレルとレシーバーの組み付け調整。

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ピストン加工

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スプリングとスペーサー  滑らかに動きますように!

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シリンダー組み立て

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2020年6月8日月曜日 ホップアップアーム加工

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2020年6月9日火曜日 

ボルトハンドル等の黒染め

加工前

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研磨後

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ボルトハンドルは前回と違った感じに研磨してみましたが、いかがでしょうか? 直線的で角張った研磨もシャープできれいなのですが、曲線と曲面を多くして、かなりスリムに削り込んだこれも綺麗だなー!と思うのですが、、。前回と同じような直線的なものがよろしければそちらをご用意します。

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2020年6月11日木曜日 レシーバー・エンドの研磨(平ヤスリ+#180ペーパー)

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2020年6月12日金曜日 #240での研磨。 凹凸や角などの形状、平面を調整できるのは#240ペーパーまでです。#400以上でやろうとすると、ウネウネと波打つばかりで直線にも平面にもなりません。細かいところはペーパーの端っこで線を描いていくような作業なので、4時間くらいかかっています。

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これで形が決まって、あとは研磨の線を#400#800と細くして行くだけです。

 

2020年6月13日土曜日  #400ペーパーで研磨 

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2020年6月14日日曜日 仕上げ研磨+黒染め

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染め作業途中

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これくらいで、数日様子を見てみます。

 

2020年6月16日火曜日 流速加工(インナーバレルカット+ステンレス延長パイプ)    カット後にバレル、パイプの両端をドリルで成形した状態。

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インナーバレル入り口の加工前

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ゴム砥石とフェルトパフ+研磨材で磨いた状態。コーティング済み。

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2020年6月17日水曜日 インナーバレルとステンレス延長パイプの組み付け。ステンレスパイプ内径とインナーバレルの外径が同じなので、インナーバレルの表面を少しだけ削ります。ペーパーでも削れますが均一にならないので、ヤスリがお薦めです。ガタが無いよう、長さもピッタリで動かなくなるように慎重に削ります。

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ステンレスパイプは「抜き」ではなく「巻き」を使っています。接合箇所が見えますが研磨されています。

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いい感じで組み合ったと思います。

インナーバレルとステンレスパイプを固定、振動対策。

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同じくらいの太さになるようにアルミテープを巻いてから、

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ステンレスパイプを固定。

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振動吸収材を貼り付けて、アルミテープで保護。

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バレル完成。アウターバレルに組み付け時にウレタンスポンジを巻きます。

 

黒染め完成 最初の作業から数回染めています。艶が出てきたのと荒れそうな部分があるので、これ以上は染めないことにします。

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組み立て

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撃てる状態になりました。各部の動作は良好です。気密も改善しています。ここまでの加工でもかなりの重量増になっていますので、「高剛性加工」は見送ります。

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2020年6月18日木曜日 ストックとアッパーのすり合わせ  VSRの塗装を簡単に削ってしまう素材のストックなので、手持ちの別のGスペックを使って擦り合わせしました。

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重たくならないよう、ウレタンスポンジだけ入れてみましょうか。

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触って痛そうな部分は丸めています。

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マガジンが取り出し難いと思いますので、もう少し広げておきます。指が入らない。

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切り欠きの位置もずれているし、、。

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組み付けのイメージ

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2020年6月20日土曜日  ストックのマガジン挿入部加工 指が入る部分を少し広げました。

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仕上げ研磨後

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左右の幅を広げたいところですが、横から見た時に窪みが見えるようになるのでこれくらいにします。

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ご相談。シリンダーの前後動が軽く、コッキング後に銃を傾けると自重で前進し切る程なのですが、これくらい軽いのがよろしいでしょうか? それとももう少しだけシリンダーの保持を強めたほうがいいでしょうか? この辺は「お好み」の範疇なのですが、前回のGスペックが「自重前進」だったと思いますので、今回も同じにするか?少し違った感じがいいか?どうでしょうか?

 

2020年6月21日日曜日   

シリンダーの保持力の調整  アウターバレル内のチャンバーから後方に樹脂パイプを挿入します。

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レシーバーリングの外径を2段階にして細い部分をチャンバー後端まで延長したら、この加工と同じ事になるでしょうか。ノズルがチャンバー入り口にあたることが無くなります。シリンダーの前後動に手応えが出ますが、しばらく使って慣らしてください。

 

出力確認    規制値内です。

 

遠距離弾道・ホップアップ確認   0.30g弾~0.36ℊ弾で「直進してドロップ」から「直進して山なりに上昇してドロップ」まで調整可能です。0.40g弾では「直進してドロップのみ」で、弾道が持ち上がりません。飛距離も短くなりますが、風に強く「どっかり落ち着いた飛び方」は面白いですね。0.28g弾以下も使えます(ホップ調整の7~10位)。ホップ調整全域で弾ポロも弾つまりもしません。 流速加工したものは発射音の切れがいいというか、逞しいというか、ピストンがスカッと動いている感じが気持ちいい。ノズルを絞らなくていいからです。

 

2020年6月23日火曜日  風がなかったので35mから45m付近をじっくり撃ってみました。使用弾は0.30gと0.36gのバイオ弾。スコープとストックは無し。

椅子に座って左掌にアウターバレル後端付近を載せてバランスをとります。狙う方向に銃が向くよう両足と腰の向きを調節します。銃口が安定したら右手親指をレシーバーエンド後端に添えて、人差し指でトリガーの感触を確かめます。トリガーを少し引いても銃が揺れなければそのまま発射。銃が揺れる場合は人差し指の当たり・引く方向を変えてトリガープルをやり直し 。こんな感じでテストしています。

0.30g弾は軽々と飛ばします。ノーマルVSRでしたら0.25g弾を撃っているような感じです。直進から鬼ホップまで自在にホップ調整できます。0.36g弾はホップ最大で少しだけ持ち上がる弾道になります。これは楽しいですよ。超重量弾なので弾速は高くないのですが、スーッと真っすぐに伸びて行く弾道がいいですねー。

シリンダーの前後動は前半部分がまだタイトなのですが、これが安心感になっているような気がします。しっかり保持されている感触は撃っていてプラスに働くかもしれません。前回のGスペックとはまた別物の操作感ですが、精度や安定を追求すると現状のVSRではこの加工がベストかもしれないと思うようになりました。

VSRのボルトハンドルとレシーバーエンドの組み付けが、SSG-10のように非常にタイトなものに変わったりしましたら、シリンダーの前後動はもっとスムーズに変更するかもしれません。

特に「流速加工」したGスペックでは、タイトな調整の方が撃ち味がいいと感じます。ノズルを絞る(通常のフルチューニング)か絞らない(流速加工)かでピストンの動きが変わるせいでしょうね。

「純正パーツでのVSRフルチューニング」ではトレードオフになる加工が多いのですが、これもその一つです。他には「精度・静音・高剛性」と「重量」とか、「高出力」と「低振動・静音・精度確保」とかです。すべての性能を追求すると「やたら重たいVSR」が出来上がりますが、使用目的・運用方法によってはベストの銃にもなりえます。

出力は0.36g弾で最大0.94jになります。0.30g弾以下では0.90jです。

 

こんな感じでよろしければ完成させます。

また、お使いいただいてどうしても馴染めない部分がありましたら、ご相談ください。

 

シリンダー表面を鏡面に研磨(慣らしの時間短縮のため)

パイプとの当たりが強そうな部分を重点的に磨きました。

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研磨の度合いとしては、作動させて入る擦り傷の深さくらいに留めています。

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2020年6月25日木曜日 スコープ載せf:id:tascoTitan:20200625151930j:plain

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スコープを含めて全体にコーティングを施工しました。

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ストック組み付け

重くならないようスポンジだけ。

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ネジ穴等の加工

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指二本でマガジン後方を軽く引っ張っておいて、リリースボタンを押すとコロンと出てきます。自重では落下しません。緩くすると給弾が不安定になります。

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純正のストックですと、載せれば完成ですが、ウッドストックを含めて社外製ストックに場合はネジの締め付けの微調整をしながら、2、3日作動テストをしたほうがいいです。