tascoTitanのブログ

最高のカスタムVSR-10を目指して

No.014ご依頼品 VSR-10GスペックBKフルチューニング

2018年6月30日土曜日
ご依頼主様からお受取り後の試射の結果をお知らせ頂きました。無事に動作しているようです。
2018年6月26日火曜日
ご依頼主様からOKを頂きましたので、清掃・インナーバレル内を再コーティングして発送の準備を致します。ありがとうございました。

ヤフオクのメニューからGスペックBK新品のフルチューニングのご依頼をいただき着手いたしました。
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ロットナンバーM70049
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箱だしの気密チェックです。ボルト閉鎖するとこの位置でシリンダーは止まります。
マズルを塞いで空撃ちしますとシューっとエアロスの音がします。
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閉鎖後ボルトを前方に押してやりますと少し前進してパッキンに強く当たりエアロスしません。チューニングの過程で解消しなければならない点です。イメージ 4

忘れないようにやっておきます。
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最近のVSRでお約束の削りカス。
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原因はここですね。
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VSRを購入したら、まず削りかすを取って次にシリンダーのバリも取って、それから撃ちましょう。
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VSR史上最強のバリ。ヤスリ状になってます。
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ボルトエンド分解・清掃・グリスアップ。出っ張りが一個あったので研磨。
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これは初めて見ました。
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これも初めて、、。
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ゆるゆるなので動かないように。
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トリガーシステム分解・清掃・グリスアップ。摩擦面を研磨。
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インナーバレルの出口・入口・内面を研磨。コーティング。
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チャンバーとチャンバーブロックの表面を研磨。ノズルの入口はピカピカに。
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ホップレバーに付けるパーツを作ります。
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チャンバーとインナーバレル完成。
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2018年6月23日土曜日
ストックの吸音加工です。
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マズル加工。インナー出口からサプレッサー入口をテーパー状につなぎます。
加工前
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加工後
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シリンダーヘッド加工。
加工前 新品なので綺麗です。
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加工後
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1発も撃っていませんが出荷時点でOリングに傷が入っています。シリンダーのバリのせいです。社外製新品に交換します。
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シリンダーのバリは400~2000番のペーパーを使って無くしました。
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ピストンの重量を調整。重量弾に適した重さに。
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スプリングのスペーサーは15mm.。
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ピストン内部にもグリスを充填してあります。
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アウターバレルがレシーバーに固定されるように加工。レシーバーリングを強く圧迫している状態です。ネジ止めせず、ストックに載せなくてもぐらつきません。
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パーツの加工が一通り終わりました。

2018年6月24日日曜日
組み上げて、動作確認。アウターバレル内に発射音の反響防止のためウレタンスポンジを挿入しインナーバレル先端にブレ防止のシールテープを巻いて組み込みます。
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アウターとレシバーの組み付け位置調整。チャンバーとマウントレールの水平を取ります。
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加工前にはエアロスしていましたが、加工によりアウターバレルとともにチャンバーが後退し気密が向上しています。出力調整前にマズルをふさいで空撃ちしても充分な気密が確保されていますので、出力調整後は余裕があると思います。
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全体にコーティング。
シアー・トリガー動作に問題ありません。シリンダー前進の最後の1.5cm程とボルト閉鎖に抵抗感があります。慣らしで改善していけば良しとし、ダメでしたらボルトエンドの組み付け位置を調整します。
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出力の調整。ノズルにABSパイプを挿入し内径を調整します。
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パイプを入れて、BB弾を当てて押し込みます。発射時のBB弾の待機位置を変えないためです。
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出力測定の結果です。使用弾は 0.20g SⅡSバイオ 0.25g マルイバイオ 
0.28g G&Gバイオ 0.30g ギャロップバイオ。
最大出力は 0.28g弾 ホップ4クリックで0.96j でした。
ホップ中間10クリックくらいから出力・弾速が落ちていきます。
G&Gは20~21(最大)で、ギャロップは16~21で弾詰まりします。
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出力測定の結果で「随分ホップの掛りがいいなー」と感じたので、今回のチューニングとこれまでのチューニングの「ホップレバーの画像」を見比べてみました。
本機のGホップレバーは「突起が長い」事に気が付きました。
もしかしたら嵩上げパーツ無しでも長距離撃てるかもしれません。
もう一つ、「ノズルの内径が従来の物より大きい」=箱出しの弾速が高いはず。
以上の2点から箱出しノーマルで弾速が高く、ホップが良く効くのがこの個体の特徴かと思います。現行のロットすべてに共通の特徴かどうかは分かりませんが、もしかしたら東京マルイさん「Gスペックの遠射性能向上」させたのかもしれません。


2018年6月25日月曜日
長距離の弾道とホップアップに掛かり方のチェックしました。
最大飛距離付近の弾道は良好ですが、ホップアップの調整の2~4クリック(0.25~0.30g弾)で最大飛距離になります。
分解してホップレバーの突起の高さを調整します。
加工前
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加工後 低くして丸く成型しました。これに自作パーツを取り付けます。
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組み立て後の出力測定 
加工前の測定ではホップ1~9で最大出力が出ていましたが、加工後はホップ5~14に変わりました。ホップ最小~3の弾速・出力が加工前より大きく下がり、なおかつ安定していますので、近距離・中距離を撃つ際にもホップ調整がし易くなったと思います。
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シリンダーの前進やボルトハンドルの閉鎖動作がかなり滑らかになって来ました。
馴染み・当たりが出て来たようです。いい感じですのでこのまま最終テストまで行きたいと思います。

2018年6月26日火曜日
昨夜、シューティングレンジでテスト致しました。
20m立射の結果です。
フィールドがとても賑やかで時々集中が途切れて大きく外しています。
修行が足りない!
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約300発の連射・速射のテストは大変良好です。コッキングに滑らかさが出て来ました。トリガーの動作も問題ありません。
テストには実銃用スコープとマウントリングを使用しました。
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以上でチューニングのメニューを完了致しましたが、ご依頼主様いかがでしょうか?
ご要望がございましたらお申し付けください。