tascoTitanのブログ

最高のカスタムVSR-10を目指して

No.015ご依頼品VSR-10GスペックODフルチュ-ニング+フロンティアスコープ

2018年7月6日木曜日
ご依頼主様からOKをいただきましたので本日発送させていただきます。
ありがとうございました。

GスペックOD新品フルチューニング+「フロンティアオリジナルスコープ」のご依頼をいただきました。以前にヤフオク出品のVSRをご落札いただいてます。
ありがとうございます。

スコープは2018年の新品です(フロンティアさんで販売開始時に3本確保していました。残り2本です)。

6月29日金曜日到着しました。箱だし状態のチェックです。
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気密チェック。良好です。
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気密の悪い固体はエンド部がストックに乗り上げていることが多いです。本機は正常です。
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マウントレイル
前方
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後方
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中間部 すこーし傾斜有り
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前後の水平 許容範囲だと思いますが、チューニング後の実射で検証します。
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2018年7月1日日曜日
ストックの開口部は手が切れそうなほど角が立っています。ペーパーで丸めておきます。
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現行品でお約束の金属粉&シリンダーのヤスリ状のバリです。
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このギザギザでOリングやピストン外周があっという間にキズだらけになります。
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加工せずに使ったらどれくらいピストンやOリングは持つのでしょうか?
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レシーバーとレシバーエンドはアルミテープを使って遊びがないように組み付けます。
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ボルトハンドル部を分解・グリスアップして組み立てます。
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トリガーシステムを分解・トリガー・各シアーを研磨します。
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インナーバレルの入り口・出口・内面を研磨仕上げします。
加工前 新品なので綺麗ですが「ゆず肌」状だったり角が立っていたりします。
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加工後  自動車外装用コーティング剤で複数回コーティングしておきます。
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チャンバーの入り口部分を重点的に研摩します。
加工前
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加工後
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2018年7月2日月曜日
ホップレバーの嵩上げパーツです。
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シリンダー開口部のバリは400~2000番のペーパーで研摩しました。
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シリンダーヘッドの加工です。
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ピストンの重量調整。
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このコンビがなんとも良いんです。
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スプリングのテンションアップは15mmスペーサーで。
ピストン内にグリスを充填してコッキングの都度スプリングに行き渡るようにします。
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2018年7月3日水曜日
マズル内部をテーパー加工。インナーバレル外径8.55mm~サプレッサー入り口内径約11mm。
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インナーバレル先端はシールテープでブレ止めしてあります。
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インナーバレルの中間部は重量を増やしています。20gほどです。チャンバー内と先端部はシールテープで固定。アウターとの空間にウレタンスポンジを挿入して組み付けます。
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アウターとレシーバーのグラつきを無くして、正位置でねじ込みが止まるように組み付けます。ネジ止めせず、ストックに載せなくても動きません。
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トリガーシステム、チャンバーブロックを取付けてからチャンバーとマウントレールの水平を出します。
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トリガー・コッキング動作・気密は良好ですが、ボルトハンドルの閉鎖にやや抵抗があるため、きちんと閉鎖せずにトリガーを引こうとしてしまうことがあります。
馴染んでいけば良しとし、シビアさが残ってしまう場合は再調整します。


2018年7月4日水曜日
出力調整・測定結果です。4回調整し直してこの辺が無難かなと。
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最大距離付近の弾道確認は「優秀」です。出力はやや抑えめですが飛距離・弾道は全く問題ありません。「よく伸びるなー」という印象です。0.28g弾(G&Gバイオ)でホップ6~9が適正・最大飛距離です。

こんな感じで測定や弾道確認をしています。ストックなしで最大飛距離テストができます。
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あとは、スコープを取り付けてストックに載せて
①20mレンジでの集弾性テスト
②連写・速射での動作テスト
をします。

フロンティアオリジナルスコープ2018年販売品とモッジマウントリング(高さ10mm)です。
3-10×42 サイドフォーカス(10m~) フリップキャップ付き ミルドットレティクル 
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2018年7月5日木曜日
スコープを載せました。水平を出してあります。
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20mレンジ立射でのテストです。スコープのビンテージのみ調整し、大まかにホップを合わせた後、ワンマガジンづつ撃っています。
赤丸は私のトリガーミスで外れています。相変わらずの下手くそですみません。
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約300発の速射・連射でも動作はスムーズです。
スコープのフォーカス・ズーム・ビンテージ・エレベーション調整に問題ありません。
以上でチューニングとテストを完了いたしましたが、ご依頼主様いかがでしょうか?