tascoTitanのブログ

最高のカスタムVSR-10を目指して

番外編 古ーいWA SV3.9コンシールドキャリー (可変ホップ)

VSR-10のチューニングが一息つきました。次のご依頼があるまで手持ちのハンドガンなどをチューニングしてみます。

2001年頃発売の「WA SV コンシールドキャリーピストル 3.9インチ」です。

私がサードオーナーになります。前の持ち主の方はほとんど撃っていなかったそうでマガジンの注入バルブが固着していました。分解・メンテして復活しています。
オイル・グリス切れで可動部分が全て重たーくなっていましたので、分解整備と簡単なすり合わせをしてみました。

コンパクトな銃ですがマガジン込みで877gあります。
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昔の銃は作りがしっかりしているような気がします。
フレームのスライドを支える部分は8000番のフィルムで滑らかに加工しました。
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リコイルスプリングガイドの基部は内部のスプリングとゴムダンパーでショックを受け止めるようになっています。
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インナーバレルは真鍮に銀色のメッキ、コーンタイプのアウターバレルはとても重たい金属製です。
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ハンマーが叩いたピンがマガジンのバルブを直接押す仕組みです。
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スライド後退時にハンマーを起こす部分を研磨しました。
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これが、何とも不思議な「可変ホップ」です。下から樹脂パーツがせり上がってきます。
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上のパッキンの突起は固定です。上下2点でBB弾を保持してホップを掛ける仕組みですか、、。難しそうですね、調整できるかなー?
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スプリングの両端を研磨して引っ掛かりを無くしています。
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スプリングが当たる面を研磨。
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グリスとオイルを補給して組み立てました。
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スライドは気持ちよく動きます。
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スライドストップを抜いて銃を少し傾けると、するりとスライドが抜けてくるようになりました。
ブローバック動作は現行品と同様で「肩に響く、歯にも響く」重たさがあります。
コンパクトならではの小気味よい連射も可能です。
重たい金属の塊を握っているような感じがします。
各部の動作に遊びが無く「カチリ」と節度ある手ごたえで好印象です。

あとはどこまでBB弾が飛ぶか、、。飛ばないか、、。