tascoTitanのブログ

最高のカスタムVSR-10を目指して

ご依頼品 ヤフオク「カスタムGスペック」

2018年6月21日木曜日
最終のご報告です。
マウントレールを現行品にかえました。後ろ二つの山が低くなっていました。現行品は水平が出ていますのでスコープのマウントで悩むことは無いはずです。古いものですが純正スコープを載せてあります。これでとりあえずお使い頂いてスコープの寿命がきましたらお取替えください(10年以上前のものなので)。
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シューティングレンジの結果です。
0.28gG&Gバイオ弾 1発下に逃げたのは私のトリガーミスです。
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0.25g東京マルイバイオ弾 上手な方が撃てばもう少し纏まると思います。
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重量弾でいい結果ですので合格とさせてください。
この後約300発の連射・速射をしましたが動作に問題はありませんでした。
ご依頼主様いかがでしょうか?よろしければ発送の準備を致します。




2018年6月14日木曜日
本日到着予定です。直ちに着手させていただきます。

午前中に届きました。無事届いています。
ヤフオクで人気の「Erosカスタム 流速ロングレンジカスタム飛距離70m」です。
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①チューニング前に実射データを取り、改善点を探ります。
②分解して各部の加工状態を確認、組み込まれているカスタムパーツは純正品に戻した方がいいか、そのままがいいか、カスタム前は前歴不明の中古銃ですので摩耗状況やダメージがないか点検します。
③上記を踏まえて、チューニングを実施して十分な性能向上が見込めるか検討します。パーツ交換が必要な場合はご依頼者様にご相談申し上げます。
④加工前の作業がありますので納期は3週間程度いただきたいと思います。

野外で長距離を撃ってみました。
飛距離は出ています。ホップ調整はやや掛かりが強いですが実用範囲内です。
トリガープルに引っ掛かりがあり、コッキングにスムーズさが足りない感じです。
発射音はバネ鳴りが大きいですね。
youtubeに操作音と発射音の比較動画をアップしました。

シューティングレンジでテストしてきました。
ホップ調整と大まかにゼロイン後、ワンマガジン立射で撃っています。
トリガーがスムーズに引けない事と、スコープのピントが合いにくく少しぼやけた状態で撃っていますので銃本来の集弾性の検証ができているか自信がありません。
0.20g弾ではホップの調整がうまく出来ていません。
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0.25g弾。トリガーの引っかかりに引っ張られているかもしれません。左の3発は隣で撃っていた方のハズレ弾です。
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スコープは正直なところ使いやすいものではありません。3-9倍のうち4-5倍前後が使える範囲だと思います。イルミネーションは実用出来ません。マウントリングはスコープを覗くのに支障がなければ低いものに変えは方がエレベーションの調整が楽になる(距離によって調整し直すことが減る)と思います。

第1日目のテストでわかった改善点は、
①トリガーの引っかかりを無くす。
②発射時の振動・バネ鳴りを抑える。
③スコープは出来れば使い易いものに交換。
④マウントリングは支障がなければ低いものに交換。
以上です。

2018年6月15日金曜日
トリガーシステムはグリス切れです。摩擦面を研磨しグリスアップします。
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ご依頼者様がクリーニングされています。スプリングはオイル気がありません。
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ノズル内にパイプを入れた後は、BB弾を強く押し付けてパイプを中にずらしてやるといいと思います。面一ですとパイプに押されて発射時のBB弾の停止位置が前方にずれます。使用するパッキンとの兼ね合いもあってこの状態なのかもしれません。
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オイル切れで錆が出ています。
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バリが少し残っていますが、加工されています。
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ピストンはリードバルブ化します。ノズル絞りを外しました。
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重量弾をご使用なのでこれくらいに。
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加工後
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ノズル各部を研磨しておきます。
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20mmスペーサー。
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グリスを充填。
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加工前
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加工後 内部も研磨して自動車外装用のコーティング剤を複数回施工いたします。
汚れが付きにくく、取れやすくなります。新日本交易さんのものを長年愛用しています。
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チャンバーとチャンバーブロックの表面研磨、コーティング。
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チャンバー入り口はノズルと当たりますので念入りに。
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2日目の作業は以上です。

2018年6月16日土曜日
ホップレバーを加工。純正パッキンを使って重量弾を飛ばせるようにします。
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インナーバレル先端を保持するマズル内部を加工して、排出エアーがスムーズにサプレッサー内へ流れるようにします。
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発射音の反響を減らすため、アウターバレル内にウレタンスポンジ挿入。
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アウターとレシーバーの組み付けをガチガチにします。
加工前 あと180度ねじ込めるようにします。
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ストックに載せなくてもビクともしません。
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チャンバーとレシーバーの水平を確認。
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締め付けて一晩置くともう少しねじ込めるのでこれくらいで。
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その他 サプレッサーやトリガーガードのガタ防止
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ここは使っているうちに緩んで、ネジを締めてもトリガーガードがぐらつきますので。
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土曜日の作業終了です。

2018年6月17日日曜日
ストックの後方空洞部・前方開口部にウレタンスポンジとニトリルゴム板(厚さ3mm)を挿入・貼り付け(発泡プチルゴムシート両面テープ使用)いたします。
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2018年6月18日月曜日
出力を絞ります。マズル先端にABSパイプを挿入し内径を少しずつ広げて測定します。何度でも簡単にやり直しが出来ます。フィールドでお使いの予定ですので0.9j位が安心かと思います。チューニング時にぎりぎりにしますと各部の動作になじみが出た頃や気温が高い時に出力オーバーの可能性がございます。念のために0.9jで。
調整後:0.28g弾(G&Gバイオ)使用時の最大出力が0.9jに調整致しました。
0.2、0.25、0.30g弾使用でも0.9j以内に収まっています。

0.20・0.25・0.28・0.30弾でホップ最小から最大21クリック目まで1クリックごとに出力・弾速を記録。バネのテンションアップ・ピストンの重量・シリンダ-ヘッドのテーパー形状・ホップアップの掛かり具合がマッチングしているかの検証です。
出力特性が使用弾・ホップ調整幅のどこかに偏ってしまっている場合は分解して再調整です。
検証結果:ホップ最小からワンクリックごとに出力上昇し、ホップ調整位置の6~10クリックで最大出力が出ます。11~15クリックまで少しずつ下降し16~21(最大)
クリックで大きく下降します(東京マルイバイオ弾は最大まで弾詰まりしません。SⅡS、G&G、ギャロップは17クリック以上で弾詰まりいたしますが通常使用しない範囲ですので問題ないと思います)。

最大飛距離付近の弾道を確認いたしました。合格です。
ストレスのない操作性と気持ちのいい発射音、真っすぐ伸びて行く弾道が快感ですね。

2018年6月20日水曜日
レンジテストが遅れてしまい申し訳ありません。今週中に終了させます。
①集弾性の記録を取ります。20mレンジで感圧式のブルズアイターゲットを撃ちます。
②レンジで連射・速射時の操作性を確かめます。300発程度連続で撃ってみます。