2021年9月12日日曜日 お届けいたしました。
2021年9月11日土曜日 ご依頼主様からOKをいただきました。ありがとうございます。
2021年9月10日金曜日 チューニング作業終了 最大飛距離での弾道・ホップ調整良好です。飛距離はGスペックと同等です。特にホップの微調整が楽ちん。ストックがねー、狙撃銃ですから依託が安定します。調整機能もありがたい。
室内近距離のテストでは、トリガーの具合や銃の振動・作動音・発射音、反動の出方(銃の重量バランス)などをチェックしています。トリガーはごく僅かな研磨と調整でとても良くなりました。ワンマガジン35発をすいすいと撃ててしまいます。楽だーー。この部分は押すでもなく、押さないでもなく、、
NO.051s Gスペックとの比較 Gスペックは反動がやや大きいのとストックが丸いので依託が安定しにくく時間をかけて慎重に撃っています。M40A5はスパスパ撃てます。
以上でチューニングとテストを終了します。スコープを載せて完成です。
何かご要望がございましたら、お申し付けください。
2021年7月21日水曜日 まだまだ出来上がっていませんが、「その試作機が欲しい!」とおっしゃる、チャレンジングな方がいらっしゃいまして、ご予約いただきました。誠にありがとうございます。「初物に大枚はたくなんざぁ、江戸っ子だねェー!」
納期未定で、じっくり作らせていただきます。Gスペックを超えて行け――るか?
2021年7月2日金曜日
3年前に挫折したM40A5のチューニングを再開。手隙にちょこちょこと、、。インナーバレルとスリープをかっちりと組み合わせて、スリープに制振加工した上でアウターバレルとの関係を少しタイトにしています。
ピストンに制振材とエアブレーキ。ドーナツ型ネオジウム磁石をシリンダーヘッドとピストンに取り付けています。シリンダーヘッド側は磁石が収まる溝を加工してエポキシパテで固定しています。磁石同士を反発で使っていますので磁力の低下があるかもしれません。耐久テスト中です。磁石の反発力はエアブレーキの補助です。テーパーをできるだけ深くしたかったので補助ブレーキ?を付けましたが、テーパー加工を浅くすればエアブレーキロッドだけでもいいかもしれません。ブレーキロッドはφ4.0mmのPOM棒。ピストンヘッドにφ3.2mmの穴を開け、ロッドの差し込む部分の外径を調整して取り付けています。www.youtube.com
ネオジウム磁石はこちらにお世話になりました。
M40A5はストックなしでマガジンが使え、アウターバレルがフリーフロートなのでレシーバーロアー(トリガーガードAssyとホップ調整機構の間 )を固いものに依託して精密な射撃が可能です。近距離のテストですが30発以上撃っています。この距離ですとスコープの視差をフォーカスでゼロにできないので、瞳の位置がちょっと動いても狙点が変わってしまいます。ストック無しなのでどうしてもズレています。
出力をもう少し上げて、アウターバレルとチャンバー・スリープの関係をさらに密にして、シリンダーの前半分を樹脂パイプでサポートして、などを考えています。ホップシステムはノーマルでも0.32g弾くらいまで飛ばせるのでとりあえずこのままで。もし調整範囲を広げたくなったら(強いホップが欲しくなったら)ホップダイヤルのスロープ面を気持ち嵩上げすればいいのかなと思います。
発射音を静かにして、アウターバレルとスリープ・インナーバレル・チャンバーとの関係をきちっと加工すると撃っていて楽しい銃になります。操作・調整がらくちんでレシーバー回りの剛性の良さを感じる「高級な銃」が目標。
レシーバーとアウターバレルの組み付けも箱出しでほぼいい感じなのですが、欲を言えばもう少しだけがっちりと組み合うようにしたいですねー。どうすればいいか?
本当のバレルフリーフロート方式で、ストックとの組み付けも実銃と同じ。頑丈なトリガーガードAssyと金属ピラーでアッパーをソリッドに固定しますので、ストック側の加工はピラーベッディングをしておけば良いのかもしれません。VSRですとマガジン装着のためのストック開口部が剛性の弱点になり、その前後でバレルとレシーバーを固定する「離れ業」をやっているのでストックの強化が大事ですが、M40A5はその心配はなさそうです。
2021年8月25日水曜日 スプリングに6mmのスペーサー。ボルトハンドルとシリンダー間に入れたゴムワッシャーを金属製に変更。
純正のスプリングには6mmのスペーサーが限界。出力が不足する場合は、、、どうしようかな
動作のテストで入れていたゴムワッシャーはすり減っています。市販のドブメッキワッシャーから削り出したものを使います。
2021年8月26日木曜日 出力をもう少し上げたいなー! 現状ですと0.28g弾で最大78.5m/s スプリングにスペーサーはこれ以上入れられないので、少し線径の太いバネを使ってみます。Oリングも交換します。VSRもM40A5もピストンのOリングは規格品なので安価に入手できます。10個で50円!1個5円です。工業用製品なのでトレーサビリティがあり、出荷時の検品もされていますね。左はエアソフトガン用の「チューニング?Oリング」、右が工業用Oリング。♪あなたなーら どうする あなたなーら どうする?♪www.youtube.com
出力測定 ちょいふとバネ+6mmスペーサー 全てバイオ弾
0.28g Hop0-72.6m/s-0.74j Hop90°-74.0-0.77 Hop180°-73.8-0.76 Hop270°-75.7-0.80 HopMAX-74.7m/s-0.78j
0.32g Hop0-65.6m/s-0.69j Hop90°-66.6-0.71 Hop180°-67.2-0.72 Hop270°-67.7-0.73 HopMAX-71.8m/s-0.82j
0.36g Hop0-61.2m/s-0.67j Hop90°-61.3-0.68 Hop180°-63.6-0.73 Hop270°-65.7-0.78 HopMAX-67.4m/s-0.82j
もう少しホップを強めてみたいですね。出力が上がるか?上がらないか?アルミテープを1枚貼った状態 変化なければもう一枚か、、ステンレステープにするか?
アルミテープ1枚嵩上げした状態で,
0.28g HopMAX-78.7m/s-0.87j 0.32g HopMAX-73.7m/s-0.87j 0.36g HopMAX-69.9m/s-0.88j
ホップ最大で最高出力なので、、もう1枚かな?アルミテープ2枚分嵩上げか?
アルミテープでは柔らかくて保たなそうですね。
ステンレステープに変更2枚貼ります。
これ以上貼らない方がいいですね。エレベーションロッド+ホップリンクアームが可動範囲目一杯なのでこの部分の調整はここまで。あとはホップリンクアームとホップエレベーション(押しパーツ)の関係を調整するかホップエレベーションの形状に手を加えるか?そちらが上手くいけばこのホップダイヤルの加工はいらないかも知れませんね。
現状でのの出力は0.87j
2021年8月27日金曜日 ボルトハンドルのグリスがすぐに真っ黒になる件 可動部分の黒色の塗料がすーぐ削れて白いグリスがモリブデングリスのようになる。塗装を取りました。これで滑らかさ長持ち?
2021年8月29日日曜日 More Hop-up! もっとーー!ここまで下がれば、どーだ?
インナーバレル+パッキンを入れてみると下がりきらないので、この形になりました。
2021年8月30日月曜日 ホップアップ加工終了 エレベーションの形状はこうなりました。
これで必要十分以上のホップ調整幅になりますので、ホップ調整ダイヤル面のステンレステープは無しにします。「直進してドロップ」から「鬼ポップ」「弾づまり直前」まで調整可能になりました。
出力は純正スプリング+6mmスペーサーでは0.8j台なので、少しだけ線径の太いスプリングを使って、規制値上限付近になっています。
基本チューニングはこれで完成でしょうか。
2021年9月5日日曜日 アウターバレル内の加工 バレルスリープとインナーバレルスリープに制振材+アルミテープインナーバレルは先端と根本付近をシールテープでスリープに密着させます。
高密度高反発のウレタンスポンジから削り出しています。キツキツなので、入れるのが大変。ムギューっとスリープを押さえつけています。
2021年9月6日月曜日 チャンバー後方に樹脂パイプ
ノズル内は樹脂パイプを挿入してエアの流量を規制しました。現在の出力は、0.20g-0.95j 0.28g-0.97j 0.32g-0.97j 0.36g-0.97j 0.40g-0.98j です。Gスペックのショートバレルバージョンと同等の射出能力になりました。ホップ調整は弾ポロも弾詰まりも無し(東京マルイバイオ弾使用時)で、調整ダイヤルの真ん中付近で最大出力になります。
アッパーのチューニングはこんなところでしょうか。あとは数を撃ってどんな変化が出てくるか、来ないか? 耐久性はどんなものか?
2021年9月7日火曜日 トリガーシステム お高いだけのことはあります!進化してますねー パーテーションラインを均して組み立てます。
シアーの後方にトリガーストップ、コッキングピースロック(コッキングインジケーターを作動させるパーツ)があります。セーフティーレバーはトリガーシャーシ内のスプリング+フランジャー(セーフティークリックピン)のお陰で、「カチッ カチッ」と軽快に動きます。1911のサムセーフティのような動きです。トリガーシャーシ内側の出っ張りの中にスプリングとピンがあります。
ファーストステージはストローク、セカンドステージはプル(重さ)を調整できます。ファーストステージは「スカスカ」と軽く動き、ストロークはほぼゼロまで(指をあてればセカンドステージみたいな)調整できます。セカンドステージはストロークがほとんど無いようなもので、プルは一番軽くしてもハッキリ抵抗感が残ります。切れる位置がとても分かりやすく重すぎることもないトリガーシステムです。
2021年9月8日水曜日 ストックの加工 制振材+アルミテープ、ニトリルゴム板、ウレタンスポンジ
2021年9月10日金曜日 ストック加工 ゴム板を制振材に置き換え
アウターバレルをふわーっと押さえる程度に、、
これで完成ですね。