No.041s ご依頼品 GスペックBK+フルオプション仕様+流速チューン+ブッシュネルレジェンド3-9×50サイドフォーカス
2020年5月2日土曜日 発送いたしました。
2020年5月1日金曜日 完成 50mmスコープは迫力がありますね。重たくないスコープなので取り回しは楽です。
こんな感じでいかがでしょうか?
簡単な動画を作りました。
動画、ブログをご覧いただき、メールを頂戴いたしました。
長時間のお打ち合わせを何度もしていただき、誠にありがとうございます。年初のご予約から大変お待たせいたしました。
1点もので製作される、高級なレースガンをシューティングでお使いです。ボルトアクションでも「妥協はしたくない!」とのことで、
通常のフルチューニングに加えて、
①制振・静音加工
②高剛性加工
③ストックのステップリング
④金属パーツ6点のブルーイング
⑤マガジンリリースボタンへストーン埋め込み
⑥プラパーツ加工
⑦ブッシュネルレジェンド3-9×50サイドフォーカス
⑧流速チューン(ノズルを絞らずインナーバレル長を変更して出力調整。超重量弾対応)「No.041s ショートバレルバージョン」
をご希望いただきました。
現在、私がGスペックに施工出来る加工を全てやってみることになります。どんな仕上がりになるか楽しみです。
2020年3月30日月曜日
気密は充分過ぎるほど高いですねー。ノズルがパッキンをかなり押しています。
組み付け状態から、アウターバレルをさらにねじ込むと、
この位置で止まります。ここから更に1回転近くねじ込めるようにするよりも、レシーバーリングをほんの少し厚くした方が良さそうです。ノズルとパッキンの当たりが不足している個体では、更にねじ込めるようアウターバレル後端を削った方がいいと思います。※(4月7日火曜日) 流速チューンを追加することになりましたので、レシーバーリングはそのままで、アウターバレル後端を削ることにします。
シリンダーエンドの形状が変更されています。左右が面取りされています。
ハンドル部分ではグリスの「溜まり」として機能しそうです。
エンド部分では、ネジロック剤をうまく使えば固定の補助になりそうです。
ほんの少しの隙間ですけど、意味のある設計変更なのでしょうね。
こちらは、少し前のモデルのシリンダーエンド。丸かったですよね。
2020年3月31日火曜日
マズル加工 ※4月7日火曜日 流速チューン追加のため、後日加工し直します。
インナーバレル加工 ※4月7日火曜日 流速チューン追加のため、後日加工し直します。短く切ってステンレスパイプを被せます。
チャンバー、チャンバーブロック加工
加工途中
完成
トリガーシステム加工
加工前
加工後
トリガー研磨・黒染め(ブルーイング)
研磨前
研磨後 ヘアライン仕上げがお好みと伺ったので、これくらいでいかがでしょうか?
2020年4月2日木曜日
研磨途中 平やすり+#180、#240ペーパー
ボルトハンドルは、先端付近を少しだけスリムになるよう削っています。
研磨完了 #400ペーパー+スポンジ研磨材
黒染めの途中
2020年4月3日金曜日
黒染め作業中 少しづつ色が濃くなって表面に光沢が出てきます。
急いで作業すると、表面が一気に荒れてしまい研磨し直しになります。光沢が均一で厚みが感じられるようになるまで、ゆっくり作業を繰り返します。
2020年4月4日土曜日
外光下だとこんな感じ
染めていて、変化が少なくなって来ました。この辺がやめ時かもしれません。「もうちょっと」を追いかけると、数日後には荒れてしまってやり直しなんてことがあります。
2020年4月5日日曜日
染め終了、コーティング済み
2020年4月7日火曜日
#180ペーパーで研磨
2020年4月8日水曜日
#240ペーパーで研磨
#400ペーパー+スポンジ研磨材
2020年4月10日金曜日
黒染め
そろそろやめ時かも、、。欲張るとガサガサになります。
2020年4月11日土曜日
シリンダー開口部加工
加工前
加工後
ピストン加工
チョット改良を加えました。信頼性・耐久性向上を狙って。
シリンダーヘッド、ノズル加工
加工前
加工後
加工前
加工後
2020年4月12日日曜日
スプリング、スペーサーの端面処理
シリンダー組立て 20mmスペーサーは純正パーツカスタムの限界。
ホップ調整のクリック位置調整 N0.030のGスペックでは「0.5.10.15.20」でクリックがあるように加工していました。今回は「0.10.20」にしてみましたが、いかがでしょうか?
加工前
加工後
真ん中にクリックがあると使いやすいような気がします。
2020年4月13日月曜日
流速化のための加工 インナーバレルカット、ステンレスパイプカット、アウターバレル内のマズル加工等。
真鍮バレルの加工は容易ですが、SUS304ステンレスパイプはこんなに薄くても回転砥石やゴム砥石がみるみる減っていきます。
加工途中です。ステンレスパイプがぴったり入るよう内径を9.5mmに広げています。出口に向かってテーパーを掛け、サプレッサー入り口と同じ11mmにしています。広げ過ぎは禁物です。
2020年4月14日火曜日
流速用インナーバレル完成 上がノーマルインナーバレルです。
ガタが出ないように、慎重にインナーバレルの外径を調整します。
ホップアップアーム嵩上げ
2020年4月15日水曜日
チャンバー組立て、ホップアップ調整レバー研磨、インナーバレルに制振材施工。
アウターバレルに挿入するパイプ内側と調整レバーの干渉する部分を削ります。
レバーの上下ともにパイプに当たっています。
これくらい削っておけば、スムーズに動くと思います。
スポンジ研磨材で表面を整えて完了。
インナーバレルに制振材+アルミテープ
加工前
加工後
アウターバレルとレシーバーの組み付け調整
アウターバレル後端を少しづつ削り、ノーマルより1回転多くねじ込んだ状態で「レシーバーリングを強く圧迫している」ように調整します。
これ位になったら、削るのをやめてギュッとねじ込んだまま一晩置きます。レシーバーリングが馴染んでもう少し回るようになります。
※この加工をするとき、レシーバーとアウターバレルのネジ部分に「粘度高目のシリコングリス」 をタップリと塗って置かないと、塗装が無くなり柔らかいアルミのねじ山が削れていきます。どうしても複数回の脱着が避けられませんので、タップリ塗ったグリスのお陰で「ヌルヌルとネジ部分が回っている」状態で作業することが大事です。 こんなグリスもおすすめです。
2020年4月16日木曜日
ストックのステップリング加工
デザイン案その1「オーソドックスなウッドストックライフルのイメージ」
デザイン案その2「オリジナル」
どちらも、微調整できますのでご検討ください。
2020年4月17日金曜日
ご連絡ありがとうございます。この形で加工いたします。「No.040 プロスナ」と似ていますが、細かな部分で違いがあります。
2020年4月19日日曜日
ブラシがけ前の状態
2本のラインの幅が現在10mmありますが、6mm程度に狭めてみます。
ストックの制振静音加工 制振静音材を貼って波型に加工し、アルミテープで保護します。ウレタンスポンジを押し込んで空間を塞ぎます。
制振静音材を貼って、溝をつけた状態
ストック後部 ここは波型にはしていません。
2020年4月20日月曜日
アルミテープを貼った状態
ウレタンスポンジを入れた状態
ストック後部にもウレタンスポンジを入れます。
2020年4月21日火曜日
ステップリングの修正完了
2020年4月22日水曜日 アウターバレルのブルーイング加工
平やすり、#180ペーパーで研磨中(表層の塗装は簡単に取れましたが、下地の被膜が硬い!アウターバレルのみ2層の加工が施されています。)
ブラックアルマイト加工でしょうか?
ペーパー+当て木で被膜を落としながら、形を整えていきます。
2020年4月23日木曜日
#240ペーパーで研磨中 ムラ、ヒケ、歪みが結構あります。
アウターバレルも塗装を落とすと、前から後ろまで溝状に窪みがあったり、マズル付近が膨らんでいたり、チャンバーが収まる開口部周辺が引っ込んでいたりします。
2020年4月24日金曜日
#400ペーパー+スポンジ研磨材(円周方向の研磨終了)
ここまでの研磨で、円周方向にヘアラインが入っている状態です。形はきれいになっています。あと少し磨きムラを減らせば完了でしょうか。
2020年4月26日日曜日 黒染め作業二日目
染める前
染めの途中
これくらいで様子を見てみます。やり過ぎて翌日にはガサガサになっていたなんて悲しいですよねー。
2020年4月27日月曜日
黒染めやり直し!少々染め過ぎたようなので研磨し直して、リブルー。
欲張ってはいけないアルミの黒染め、、。
アウターバレル前部の高剛性加工
パイプにニトリルゴム板を巻いて、アウターバレルに挿入します。
2020年4月28日火曜日
アウターバレル後部の高剛性加工、シリンダーとの擦り合わせ
樹脂パイプ内側を研磨して、シリンダー前後動を重くしたり、軽くしたり自由に調整できます。 マズルはチャンバーの真ん中にスッーと収まります。
これでパーツの加工が全て終わりました。組み立て、動作確認します。
バレル組立て
アウターバレル後部組立て
パイプとアウターバレルの後端はツライチ
パイプの内側は、#180〜#800のペーパーで研磨しています。薄ーくグリスを塗って組み立ます。
チャンバーをピタッと支えている感じです。
機関部組立て 撃てる状態になりました。
2020年4月29日水曜日
遠距離弾道・ホップアップ確認
0.28g弾〜0.36g弾で「直進してドロップ」から「直進後に山なりに上昇してドロップ」。0.28g弾の適正ホップ位置は、調整レバー可動範囲のちょうど真ん中付近。
0.40g弾では「直進してドロップ」から「直進後ゆるやかに下降」。
0.46g弾は「短い距離を直進してドロップ」。
ホップ調整全域で玉詰まりはしません。0.28g弾から0.36g弾が撃っていて楽しいですねー。
テスト用に3.5-10×50フロントフォーカスを載せています。
いずれも高価なバイオ弾ですが、銃のテストや射撃の練習には必須ですよね。
2020年4月30日木曜日
スコープ載せ
チャンバーの水平と、マウントレールの水平を合わせて、
スコープの水平を合わせる。
集弾性テスト・出力測定
強風のため、室内近距離と野外 20mでしたが、良好だと思います。
0.28g弾、0.30g弾、0.36g弾で最大0.92j程度で安定しています。
以上でチューニング終了いたします。