2022年4月17日日曜日 お電話いただきありがとうございます。実射可能な状態にして作業を終了させていただきます。
2022年4月10日日曜日 メンテナンス、修理の為パーツ交換、トリガーシステムマグネット化、ストックベディングをいたします。一部分解された状態で届きました。組み立てた状態で不稼働のようです。
せっかくなのでお化粧直しして、メンテナンスの内容、日付を入れておきます。
中古を買われてお使いだったものをチューニングさせていただいた銃です。ピストンが欠けています。
ピストンとスプリングガイドも交換します。
2022年4月12日火曜日 シリンダー完成 ピストンは新品から加工済みで重量は50g。スプリングガイドも新品に交換。ノズル仕上げ直し。ボルトハンドル部清掃グリスアップ。
トリガーシステムマグネット化 加工中 トリガーのパーテーションラインを消して黒染めしてみました。
2022年4月13日水曜日 トリガーシステム加工中
使っているネオジウム磁石は、ファーストシアー内にφ4mm×1.5mmを3個、ハウジング側に1個。トリガーのリターン部分にφ3.5mm×1.5mmを3個。トリガー側にφ4mm×1.5mmを1個。穴あけはφ4.1mmのドリル。汎用のエポキシパテで固定。国産のネオジウム磁石8個で400円前後。材料費+工賃で500円?トリガーの黒染めこみで1,000円くらいでしょうかねー?
少量から販売してくださる仙台市の専業メーカーさんです。www.e-sangyo.jp
2022年4月14日木曜日 ファーストシアーにひび割れがあります。交換します。
2019年のチューニング以前の使用歴が不明のGスペックですが、アウターバレルのナンバーとシリンダーのバリの出方、ピストンの摩耗状態等から10年ほど前の銃かなと思います。ピストンとスプリングガイド、ファーストシアーが使用限界を超えたようです。他は大丈夫かな??
ファーストシアーとセカンドシアーも新品を使います。表面を均して、洗浄して、防塵潤滑剤を行き渡らせて、、一部は研磨して、、形を整えて、、組み立てトリガープル・ストロークの調整もちゃんと働きます。
2022年4月15日金曜日 チャンバー組み立て アッパー組み立て 動作確認
動きが良くないですね、、パーツを組み立てるときに精度を失っているというか、、ピシッと組めないというか、、。
具体的には「ネジ穴が広がっている」「止められるけどタイトではない」=「精度を失っている」と感じます。レシーバーとレシーバーエンド、アウターバレルのネジ山もかなり傷んでいます。真っすぐに組めない感じ、、かな?
時々暴発するのは、シリンダーリリースレバーの寿命か、、、?
現状、組み立てた状態でジャンクですねーー。早々に使えなくなる可能性があると思います。
どうしましょうね、、、、、、、、、、、、。
今後も使い続けて問題無さそうなのは、ボルトハンドルとエンド、新しくしたピストンとスプリングガイド、チャンバーブロックとチャンバー・インナーバレルでしょうか。
レシーバー、レシーバーエンド、シリンダー・シリンダーヘッド、アウターバレル、トリガーシステムはご苦労さんかもしれませんよ。
ご検討ください。
2022年4月16日土曜日 2019年12月にチューニングさせていただいた時の記事を見直してみると、、
「遠距離弾道、ホップアップ確認。0.28g弾で、直進してドロップから鬼ホップまで調整可能です。弾道は良好ですが、経年の影響が少し出ているような気もします。ノーマル状態と比べれば、間違いなく良いのですが、、、
グリスが切れていたピストンやシリンダー内面とボルトハンドル取付け部の摩耗や、1~2度分解されているチャンバー、アウターバレルのネジ部分の摩耗などが痛いですね。
出来るだけの手当てはしてありますので、発射できなくなるまでこの状態で使い続けていただければと思います」
また、トリガーシステムは「ネジ穴以外はグリス、オイルっ気がありません。」とありましたので、稼働パーツ(トリガー、ファーストシアー、トリガーストップ)を支える部分がかなり摩耗していたんでしょうね、、。ハウジングも含めて全とっかえするしかないのでが、、。
2019年のチューニングの時点で、ほとんどすべての部分にダメージがあった銃ですのでもうこれ以上はお金を掛けない方が良いのではないでしょうか?
普通に手に入る銃ですし、新品未使用からチューニングすれば、こんなに痛むことも無く長く使えるはずです(チューニング後は極力分解組立てをしないようにすれば)。
シリンダーリリースレバーを交換して、トリガーストップをオミットして、とりあえずコッキング+発射が出来る状態にします。トリガーストップが効かなくなりますので、「コッキング後はボルトハンドルがどの位置にあってもトリガーが引ける」状態です。シリンダーを前進させなくても、トリガーが引けてピストン+シリンダーが勢いよくリリースされますので、コッキング前にセーフティーを必ず掛けて下さい。
この状態でよろしければ、出力・弾道のテストをして作業を終了したいと思います。