2020年11月24日火曜日 発送いたしました。
2020年11月18日水曜日 OKをいただきました。ありがとうございます。
発送の準備をいたします。
NOVRITSCH SSG10A2+サプレッサー+アダプターは、SSG10A2 €499.00、サプレッサーアダプター €13.00、サプレッサー €37.00、小計€549.00+国際運賃
2020年11月7日土曜日 まもなく作業開始いたします。
2020年11月10日火曜日 ハードケースに入って届きます。
A1とA2の違いは、ボルトハンドルとストック。
ストック前部はかなり幅広です。
上下に滑らかに動き、ガタつきがありません。ストック内のパーツは金属製。チークピースのネジを緩めると水平方向にも調整可能。
気密は完璧です。
MLOKとQDスリングマウント付き。
マガジンとチャンバーブロックが見えます。
マウントレールはアルミ削り出し。剛性も高い!
なかなか迫力ありますね。ベンチ競技のターゲットライフルのアルミストックに似ているような? メープルリーフ製のガッチリしたストックです。単品で国内流通品を購入すると¥25,000くらいでしょうか?
ストック後部のカバーを外すとモノホッドを付けられるレールがあります。
2020年11月11日水曜日 分解・チューニング作業
肉厚のストック トリガーガード がストックに固定できるのが良いですね。
メーカーの組み立てで残念だったのが、「チャンバーブロックがぐらついている」「レシーバーとアウターバレルの組み付けがゆるゆる」ネジの締め込みが足りないのですが、締め込むとどうなるかやってみます。良くなっているのは、シリンダー開口部が研磨されている。
以前は切削痕が派手に並んでいたので、コッキングの際に「ジャージャー」いっていましたが、とても静かになりました。メデタシ!
ボルトハンドルのグラつきは、エンドキャップの内部を研磨するとぴったり組み付けることができます。
エンドキャップの内部に不要な出っ張りが残っていて、きっちりねじ込めないのが原因です。
前方のレシーバーリングは幅広の「改良型」になっています。シリンダーのグラつきを減らすためです。
これくらいの長さでも効果があるのですね。これをズーッと長くしてチャンバーまで届いていると「高剛性加工オプション」の一部と同じになります。
チャンバーのアームは鉄製です。何やら茶色が、、、、。
綿棒で擦ると取れる取れる。
錆びないように、パッキンに影響がないようにバイオ素材の実銃用浸透防塵潤滑剤を使います。塗って1時間おいて完全に拭き取ります。ドライ状態で組み立てられる重宝な防塵潤滑剤です。
樹脂パーツはあまり良くない、、サクサク削れてしまうのでネジロック剤を入れておきます。何度も分解する場合は「ボルト・ナット」に換えたほうがいいかも。
制振静音材とアルミテープ
バレル出口はロングテーパーになっているし、内面は酸化防止コーティングしてあるそうなので簡単に清掃してこのまま使います。楽で助かるなー!
ボルトハンドルがぐらつかないように加工。ちなみにグリスもオイルも塗ってありませんでした。色をつけて組み合わせてグリグリすると、
とろろどころ当たっていますね。
内部を研磨して、足りなければシリンダーエンドを少しずつ削ります。
2020年11月12日木曜日 ボルトハンドルのガタつき解消
ピッタリになりました。グリスを入れて組み立てます。
シリンダー内のグリス入れ替え、ピストン内側の段差解消、ピストンヘッドにブレーキロッド、開口部の状態確認等。
この個体はグリスがほんのちょびっとしか塗られていませんでした。
加工前
手前のピストンエンドがスティール、青い部分はアルミ製。段差をなくします。
加工後
加工でアルミ部分のアルマイトが削れてしまいますが、防塵潤滑剤を浸透させた上、常にグリスが着く場所なので大丈夫でしょう。
ブレーキロット用の穴があるので助かります。20mmのロットで試してみます。
あと5mmくらい長くても大丈夫そうです。撃ってみて変更するもしれません。
ステンレス製のシリンダーヘッド・ノズル。とても硬いので、私には加工出来ません。後でパワー調整のために、パイプを先端に仕込みます。
加工前
スプリングガイドはややガサつきありますが、綺麗な方かもしれませんね。
加工後 結構磨いたのですが、、あまり削れない。
スプリングの端面も磨いてありますので、スルスル動きます。
加工前
開口部は真っ平らスベスベではありませんが、細かい切削痕が丸められている感じです。少しだけ研磨します。ステンレスなのでそんなに削ることは出来ないですね。
加工後 うっすらと波波模様が残っていますが、これくらいにします。
2020年11月14日土曜日 シリンダー組み立て、アッパー組み立て、ストック加工
振動吸収材
アルミテープ
ウレタンスポンジを入れて完成
2020年11月15日日曜日 A2の残念な点。 A1は完璧だったのにー。ストックとボルトハンドルがちがうだけなのに、何故?と思いますよね。高価なストックにポン付するためにこうするしかなかったのかな?
A1は普通のレシーバーリングで、アウターとレシーバーをガッチリねじ込んであり(理想的)、その状態で問題なくストックに載っていました。A2のメープルリーフ製ストックは、その状態では寸法が合わず「ハンドルが下りない・エジェクションポートの切り欠きがズレる」のです。そのためA2はアウターバレルを2回転緩めて(アッパーを長くして)、グラグラするので幅広の改良型?グライドリングを入れて「なんとかストックに合わせている」のです。
A2のストックを加工してでもアウターとレシーバーはガッチリ組み付けたいところです。改良型グライドリングは外径がレシーバーやアウターバレル内部に対して足りないため、アウターバレルを強くねじ込むと曲がりが出てシリンダーが全く動かなくなります。
さてどうしようかなぁ? ここを妥協すると、このSSG10のいいところのほとんどを捨ててしまうことになると思うのです。「お漏らしはしない、箱だしVSR-10」みたい。なので、リングをノーマルな形に削って、アウターをギューーっとねじ込みます。
ストックに組むと、ボルトハンドルの根本がストックの切り欠きと干渉しますので、擦り合わせします。
トリガーガード はVSRと異なりストックに固定されるので全く影響なし。
イジェクションポートの切り欠きは少しズレます。「チューニングの証」と思えればこのままで。見た目も大事と思えば前方を広げるかな?
撃ち味は圧倒的に良くなりましたよ。余計な振動も音もないソリッド&サイレントな銃の完成!メデタシ、メデタシ。
ストックの切り欠き部分を少し削りました。ボルトハンドルはスッと下り始めて、途中から手応えがあります。きっちり下ろして撃って下さい。
下ろしはじめは抵抗なくスーッと入ります。
動作確認 各部の動作は良好です。
2020年11月16日月曜日 出力測定
「アンダーパワー!」最大出力が「0.20g 0.80j , 0.28g 0.83j 」と低いのでスプリングにスペーサー20mm、ノズルにABSパイプを削り出して挿入し調整します。
最大出力は、0.20g 0.87j(マルイバイオ)、 0.28g 0.97j(マルイスペリオール)、 0.30g 0.97j(モディファイバイオ) となりました。よろしいんじゃないでしょうか?
2020年11月17日火曜日 弾道・ホップアップ確認 完成!
最大飛距離付近の弾道は良好です。
0.28g弾と0.30g弾がいいですね。ホップ調整も良く効きます。VSRと比べると1クリックでの弾道の変化が大きいのですが、実用上大丈夫かと思います。
0.33g弾や0.36g弾は苦しいですね。インナーバレルが430mmとプロスナと同じですから、重量弾対応能力も同じくらいになります。
チューニングしたVSR並みに細かくホップ調整したい場合は、鉄製のホップアームの「スロープをなだらかに削り直す」と可能かなと思います。
2.2ジュールとか4.5ジュールで0.46g弾などを飛ばせるホップシステムなので、0.98ジュールですと14クリック~20クリック(最大)で弾詰まりします。その領域を含めてホップアームのカーブを真ん中くらいからすこーーしだけ低くなだらかに削ることが出来ればうまくいくかも? 予備のパーツを用意してやってみたいですね。
以上で作業が終了いたしました。
何かご希望がございましたら、お申し付けください。
よろしければ、発送の準備をいたします。