2021年7月19日月曜日 発送いたしました。到着まで今しばらくお待ちください。
2021年7月17日土曜日 梱包前の点検でボルトハンドルの緩み・遊びが少し大きいと感じましたので、外径22mm内径10mm厚さ1.6mmのスチールワッシャーを加工(内径を広げ厚さを1mm強に)してシリンダー後端との間に挟みました。ボルトハンドルの動きがややタイトになっていますので慣らしてお使いください。
2021年7月16日金曜日 ご依頼主様からOKをいただきました。ありがとうございます。発送の準備をいたします。
2021年6月5日土曜日 2月にご相談いただきましたGスペックの作業開始が、6月末頃の予定です。大変お待たせして申し訳ございません。
2021年6月16日水曜日 Gスペック到着。
アウターバレルのネジ山が無くなりかけています(レシーバー側は大丈夫)。社外品のパッキンがノズルで削られて厚みのある部分が内側に剝がれかかっています(ノズルの形状と合っていない・材質が良くない)。シリンダー内はピストンの削れカスが溜まっています(シリンダーのバリで削れる)。ピストンのОリング部分で気密が取れていません(ノズルを塞いでもスーッと前進する)
アウターバレルのネジ山が少ないので、レシーバーリングのシリンダー保持を強くしたり、樹脂パイプをアウターバレル内に入れる高剛性加工が難しいかも?同じくチャンバーパッキンを純正に交換した後に、ノズルとパッキンの気密を確保するのが難しいかもしれません。シリンダー内はピストンのОリング部分でかなりエアロスが起きています、改善するかどうかは開けてみないと分かりません。
アウターバレルを回す時は、マウントレールの一番前の短い六角ネジも抜いておかないとネジ山を削ることがあります。
2021年6月18日金曜日 シリンダー内の状態 箱出しで使うと普通にこのようになります。VSRではごく当たり前の状態ですので動画は公開いたします。Оリングの交換で気密が良くなれば使用可能です。
シリンダーのバリ取り 実際の作業時間は30分程です。
チャンバーの加工 入り口をテーパー状に加工した後の凸凹を少なくする作業です。作業時間は30分位。
ノズルの加工 パッキンやチャンバーへのアタックを少なくするための加工です。最近のVSRのシリンダーヘッド=ノズルは硬いので、ノズルで1時間、ヘッドのテーパー加工で3~4時間くらい掛かっています。
シリンダーヘッドのテーパー加工は、いままでのリューターでの研磨から電動ドリルを使った切削に変えようと思っています。精度が出やすいのと深く加工するのが容易です。
2021年7月5日月曜日 続きの作業を開始いたします。ピストンはOリング交換、鋭く削れている部分を#2000フィルムで軽く研磨。
加工後、組み立て前の状態youtu.be
15mmスペーサー、セラグリス充填。気密は回復しています。
ハンドル部分には粘度の高いシリコングリスを使っています。キャップボルトは中強度のネジロック剤で固定しました。
トリガーシステム研磨終了
2021年7月8日木曜日 レシーバーとエンドの組み付け
ホップアーム嵩上げ
オリジナルの状態 ほんの少しだけ高さと面積が欲しい。きれいに加工されています。マルイさんの樹脂パーツは素晴らしい!
高さ削って形を整えて
パイプを載せてみて
よさそうなので、両面テープで固定。うーーんと圧迫して、濡れ面積が広がって接着が安定するのを待ちます。
パイプのはみ出す部分を切り落として
高さと形状を調整して
溝を通して
#2000フィルムで仕上げをして
完成
2021年7月9日金曜日 チャンバー加工、組み立て。
アウターバレル内の高剛性加工 チャンバーからマズル部分
インナーバレルに制振材+アルミテープ+ウレタンスポンジ
この個体はアウターバレルのネジ部分にダメージがあるので、メンテナンスが必要な時は前方からパイプ+チャンバーを引っ張り出せるようにします。マズルはネジロック剤を取り除いてシールテープを巻いてねじ込んでありますので、簡単に脱着できます。パイプとチャンバーの間に0.5mm厚のニトリルゴムを挟んであります。チャンバーを後方から押したときにネジ穴が合うようにパイプの長さを調整しています。
2021年7月10日土曜日 チャンバー後方の高剛性加工 パイプの内径を広げてグリスを塗ったシリンダーがスルッと入るように。
パイプの長さはアウターバレル後端と面一のなるように
2021年7月12日月曜日 マズル加工 いつもはアウターバレルについたまま加工しています。インナーバレル出口のロングテーパーと同じ角度でマズル内をテーパー加工し、サプレッサーの入り口まで大きな段差なくつないでいます。
2021年7月13日火曜日 レシーバー、アウターバレルとストックのべディング。工業用鉄粉入りパテ(プラスチック スチール パテ 可使時間45分・完全硬化16時間)、型取用油粘土(ネジ穴などパテがついてほしくない部分の保護)、離型剤(パテから剥がしたい部分に塗っておく)として安ーーい車用ワックス。どうなるか?
2021年7月14日水曜日 パテの硬化後に粘土やはみ出した部分を取り除いて完成。ストックに載せただけで、レシーバーとアウターバレルは前後左右と下方向には全く動きません。ピタッと型にはまった状態になります。アウターバレルとレシーバーの組付けを強く出来ないのをかなり補えたと思いますが、どうでしょうね?
出力調整 ノズル内に内径を調整したABSパイプを挿入してエアの流量を規制しました。0.28gで最大0.93j、0.32g弾で最大0.95jです。
2021年7月15日木曜日 遠距離弾道・ホップアップ確認 良好です。ホップ調整は弾ポロも弾詰まりもしません(マルイバイオ弾使用時)。最弱から少しづつ弾速が上がり中間点手前付近で最大弾速、中間点付近で最適弾道、その後は弾速が落ちていきます。「直進してドロップ、直進して少し持ち上がってドロップ、鬼ポップ」と調整可能です。
飛距離も出ています。ピストン部分でのエアロスが解消できていますので重量弾使用時に出力が落ち込むことがありません。0.32g弾や0.33g弾が使用可能です。
静音性 非常に静かです。アウターバレル内の高剛性加工をしたGスペックは静かなのですが、スチールパテでベディングをしたことでアッパーで発生した振動がストックにきれいにアースされている感じです。ストックには大量の振動吸収材を施工してありますので、全体でとても静かな銃になっています。サプレッサーからは「ブッ、ブッ」と小さな発射音が聞こえますが、ストックから伝わってくるのは軽い前後動だけです。
このあと、近距離の集弾性テスト、速射・連射テストをします。
2021年7月16日金曜日 テスト用スコープを載せて近距離・中距離の集弾性をテストしました。良好です。速射連射での各部の動作に問題ありません。マガジンからの給弾も良好です(マルイ スペリオール弾使用時)。チューニングしたGスペックとして充分な性能だと思います。
以上でよろしければ完成といたします。何かご希望がございましたらお申し付けください。