2020年9月14日月曜日 発送いたしました。
2020年9月6日日曜日
No.047プロスナのご依頼主様が、お身内の方へご紹介下さりご依頼を頂戴いたしました。誠にありがとうございます。まだご自身の分も出来ていませんのに、、。
SSG10A1が1丁ありますので、チューニング+純正サプレッサー装着いたします。
すでに気になるところを加工し、サプレッサーをつけてざっくりとテストしているのですが、静音性を高める、ストックの剛性を上げる、重量バランスを整える等いたしまして、念入りにテストします。
長い、太い、重い! サプレッサーの出口が、たまらない。
出口がロングテーパーになっていて、内部は酸化防止コーティングしてあるそうです。えらい! 何もすることなし。
このトリガーシステムは壊れなさそう。デザインと質感が他の部分と異なります。たしかスロベニアの設計? JapanやTaiwanと違うテイストを感じませんか?
開発元では新しいバージョンをリリースしたようですね。シリンダーストップレバーを可動式にしたようです。SSG10もアップデートされるでしょうか?それとも、、。
この開発元のレシーバー+アウターバレルシステムが良く出来ていて、アウターバレルとの結合の剛性やボルト閉鎖時のタイトさを大事にしています。グライドリングを幅広(1㎝)にしてシリンダーを保持したりと完成度が高い。グライドリングを幅広にしたものはSSG10のオプションパーツ(フロントリングのみ)にもありますね。SSG10のボルト閉鎖も「至福のタイトさ(最後の数ミリでシリンダーを前に押し付ける)」がありますよ。
PDIはハンドルが入る部分にPOMパーツをつけていて(コンプリートライフル)、ライラクスはあろうことかハンドル根元からイモネジと突き出させて固定しようとしていましたね(レシーバーエンドがダメになるだろう!この、オーバカモン!)ライフルはレシーバーが命。ここのバレルスペーサーがまた「涙もの!」なのですが、またそのうち、、。
キレッ キレからの、ハードショット エクスタシィー➠
シリンダーもチャンバー内も一切のエアロスなし、マズルを塞ぐと1分以上シリンダーが止まっています。接して漏らさず! VSRは箱入り娘状態でオモラシちゃん(あー、デテマチュネー)。まあ、20ミリ秒もあればBB弾は出ていくのでしょうが。
ボルト好きの弱いところを、ツボ押し棒でぐりぐりしてくるオーストリアのノブちゃんでした。そこ そこ、、。
2020年9月7日月曜日 作業開始いたします。 テスト用のスコープです。
マガジンが透明
ホップ調整は20段階
オプションの純正サプレッサー
ストック内側やトリガーガード にも「本気」が見えるような気がします。
金属ピラーがいいですよね。トリガーガード もしっかりフィットしています。
トリガーガード 外側にも金属のネジ受けがあります。ただのワッシャーじゃないのがいい。
マガジンキャッチのバネを飛ばしてしまうことはもうありません。
表面がぬめっとした素材・加工で、ちょっとソフトな感触です。アイコスの濃紺みたいに。
いいデザインですね。細い部分の剛性を補うカタチ?
すでに内部は加工してありますので、これ以上は分解しません。
間違ってもこのノズルは短く削っちゃダメですよ。ステンレス製のシリンダーとヘッド。VSRだとヘッドがズレてついているのが当たりまえ。ノズルの形状・加工が綺麗だなー。もう、リューターもドリルもいらないですねーー。
なるほどねー凝った作りだー。パッキンを押すホップアームがスチールで、それを押す調整ピンがステンレスの丸棒とパイプ。金属には金属がよろしいようで。
パッキンチェンジャーの方々は、やることがなくなっちゃいますね。メープルリーフ製チャンバー。アームや押しパーツまで探求して止まないチャンバードリフターにも福音ではないですか?、、、、昇天。
インナーバレル出口はロングテーパーで、内部はコーティングしてあるので助かるなー。写真が上手く撮れていませんがきれいで丁寧な加工です。世の中のカスタムバレルでは、、、PDIのフルオーダーバレル+オプション加工くらいかな?¥16,000前後? ホント「わかってるよねー!」NOVRITSCH!!
ボルトエンド内部に出っ張りがあったので削り取ってあります、ボルトハンドルと密着するようになりました。※何もしなくて使えますよ。
①シリンダー内は入手しやすいセラグリスに入れ替えてあります。
②金属製のスプリングガイド表面の加工が粗かったので少し研磨しました。
③ピストン内部(ピストンエンドとボディーの境目)に段差があってスプリングの擦れる音が大きかったので、滑らかに研磨してあります。
④ピストンヘッドに長さ29mmのエアブレーキロッド(POM製)を取り付けました。純正オプションのロッドの一番長いものと同じ長さです。
⑤ピストン内にもセラグリスを充填してあります。
※何もしなくても使えますよ!
このシステムはシリンダー後方の保持が完璧で、ノズルとパッキンの関係も非常にタイトです。ハンドルを閉鎖するとシリンダーは全く動きません。
マルイさーん、VSRもこんな風にしてーーーーー!
2020年9月8日火曜日 あ、暑い
重いサプレッサーをつけるので、重心位置を後ろに。この後、硬いウレタンスポンジを入れます。
2020年9月9日水曜日 できれば今日中に組み立てたいなー。
VSRのストックとは材質が異なり、ぬめっとした手触り、弾力がある、しなりが出やすい、割れにくそう。高出力・大きい衝撃・振動に対応しているのでしょうね。制振静音・剛性向上と重量バランスに配意して加工します。前は軽め、後ろはてんこ盛り。
これにウレタンスポンジを入れます。バレルドアッパーを下から決して押さないように注意!
しっかりしたストックになりましたよ。
インナーバレルにウレタンスポンジとシールテープ。
撃てる状態になりました。サプレッサーの音が独特でこもらない感じ?
作動音が金属感があって面白い。ここから樹脂パイプ+ニトリルゴム板を使ってアウターバレルの剛性を上げて、レシーバーとの組み付けも精密度を上げて(現状でもしっかり固定していますが)微振動を減らす・作動音発射音を内部に押さえ込むことも可能ですが、、。このまま楽しみたい感じですよー。
撃ってみますか。 まずは作動テスト、コッキング・給弾・トリガー・作動音・発射音(実射・から撃ち)
各部動作に異常ありません。フロントヘビーですが、長ーいバーミントライフルの雰囲気で、銃口の安定がいいですね。スコープもサイトも無しなのでサプレッサーの頂点を12時に照準して撃ちました。14発。左手でマガジンの後端付近を支えるとバランスが取れます。載せるスコープにより左手の位置を少し後ろにずらす感じになると思います。
箱出し状態で気になっていた部分が解消できました。プルバレル+長い太い重いサプレッサーが効いています(見た目、消音、銃口安定)。
2020年9月11日金曜日 トリガーシステム
ストップレバーとシアーの間隔が狭いのでスプリングの一番美味しいところが使えるそうです。これだけで出力が10%上昇する仕組み。シアーが後ろに回転しない「ストレートダウンスライド」で実現したそうです。
アルミの厚い板で挟まれている内部は硬化スチール製。ごっついスクリューはステンレス?
ピストンエンドに押されてシアーは垂直に上下します。
トリガーを引く前 トリガーの前方がシアーの下部を支えています。
トリガーを引くと 支えがなくなったシアーが、
前方へ回転してピストンをリリースします。
これは、凄いかも!
2020年9月12日土曜日 出力調整 シリンダー内の加工とグリスの変更で上昇傾向だったため、ノズルにABSパイプを挿入して内径を調整。
現在、0.20g弾で最大90.9m/s 0.83j、0.28g弾で83.0m/s 0.96j で安定しています。
以上でチューニングを終了いたします。
アウターバレル内に樹脂パイプ+ニトリルゴム板を挿入する「高剛性加工」は、メープルリーフ製パッキンの耐久性が未知数なので、パッキン交換の際に手間がかからないよう施工しないでおきます。ここまでの加工でしたら、分解・再組立てはどなたでも出来ると思います。パッキンも供給されていますしね。
何かご希望がございましたら、お申し付けください。
よろしければ、発送の準備をいたします。