Gスペックをご予約いただいているお客様から、対物40mmと50mmのスコープの大きさについてお問い合わせ頂きました。メール・お電話ありがとうございます。
「長さが変わらなければ、50mmでも良いかも」とのことでしたので、、。
全長で5センチほど50mmのほうが長いですねー。
スコープの後端を合わせるとこんな感じで、
調整ノブを合わせると後も長いですね。
前はかなり長いし、
太い!
ご検討ください。
参考まで、56mmのHAKKOです。
50mmフード付きのリューポルトです。
私は、狙う距離や使用環境、明るさ、時間帯などで、ドットサイト、レーザーポイント、32mm〜56mm口径のスコープ(フォーカス機能やイルミの有無、解像度や明るさの違い、重量)などを銃のテストに使っています。ですので「VSRにはブッシュネルの40mmと50mmでは、どっちがオススメなんですか?」と訊かれると答えに困ってしまいます。
スコープの性能や特徴をなるべく正確にお伝えするよう心掛けているつもりですが、説明を聞いても判断できない時は、購入しないのも選択肢だと思いますよ。
また、あまり突き詰めなくても、どれもいいスコープです。「こだわりがあるんです!」と主張すればするほど、つけ込まれて高い買い物することになるかも、、。
スコープは使いこなし、慣れが大事だと思います。「VSRにはこのスコープが一番です!」「私だったらこれを使いますねー」なんて言われたら、信用しないほうがいいかも、、、。
余談ですが、「どのパーツもカスタムしたほうが良いはず」と考えがちですが、それは安直です。ノーマルのVSRの「弱点かな?」と思われる部分を特定して、チューニングで少しづつ解消していくのが良いと思います。底なしの「パーツ交換の泥沼」には足を踏み入れないようにしましょう。
「発射音を小さくしたい!」=「サプレッサーを弄ろう」だと、インナーバレル内を抜けてくる空気の膨張音?炸裂音?しか変えられません。他にも音は出ているはずです。
振動や音は「発生源の対策を試みる(スプリングの鳴き、ピストンの振動、シリンダーやアウターバレルのがたつき、共鳴を起こしやすい空間など)、発生源の近くから吸収や遮断、共振の防止をしていく、離れた場所で共振・共鳴を起こしている箇所に対策する」と考えてチューニングしていくと、純正のサプレッサーの消音効果がかなり良いことがわかってきます。
と同時に純正サプレッサーを交換することで生じやすいデメリットも思い当たります。アダプターを追加した場合、空気の流れを乱すことはないか? インナーバレルの軸線とサプレッサーにズレは出ないか?など。「弾道の直進性」を追求する場合この辺は特に重要なはずです。
純正パーツのみでチューニングする場合、シリンダーの出力を最大限上げてインナーバレルをカットしてもサプレッサーに手を加えたくなるほど発射音が大きくなることはありません。動画の「No.041s」がその例です。全体の剛性を出来るだけ上げるのと振動の吸収を徹底するとああいう作動音・発射音になります。副作用として重量増はかなりのものになります。
軽量にしたい場合は、シリンダー出力・超重量弾対応を欲張らずに、高剛性化・振動吸収加工も追加せず、基本のフルチューニングだけにしておくことをお勧めします。それでも1.1j前後になる出力をノズルで絞って規制値以下に落としています。ノズルを絞ることでピストンのエアブレーキがよく効きますのでとても静かです。基本チューニングではアウターバレル内とストック内に吸音スポンジ材を施工しています。
PDIやライラクスをフル装備して、硬いバネを入れて、バレルをハンドガン並みに短くすれば、とんでもない発射音が出てきますので、サプレッサーを弄ることになりますかね?爆音!
また、ご質問があればいつでもどうぞ。