tascoTitanのブログ

最高のカスタムVSR-10を目指して

ご依頼品 (一部黒染め) No.033 VSR-10GスペックO.D.フルチューニング

昨年にお世話になりましたお客様から、メールでご相談いただきました。
誠にありがとうございます。
2本目のGスペックを、ご希望です。

2019年4月2日火曜日 メールを頂戴しました。
使用BB 0.28g。主にロングレンジとサバゲーで使用。今回は長距離チューニングで。NO.26のチューニング内容に類似した感じで。
静音性もある程度備えて、長距離フラット弾道、トリガープルはやや重め(じっくり狙ってスナイプ)で、弾速は可能でしたら、規制限度近くまで。

2019年4月25日木曜日
発送いたしました。

2019年4月3日水曜日
ご相談の結果、「0.28g弾も使える、長距離重量弾仕様。ロングレンジ的当てメインで、サバイバルゲームでも使用可能。トリガープル・ストロークはじっくり狙って撃てるように。」
前回の、No.014が、静音性と軽快な操作感が特徴のGスペックでした。
今回は、手ごたえのある撃ち味と、超重量弾も飛ばせる遠距離性能を目指します。

2019年4月24日水曜日
ご依頼主様から、オーケーをいただきました。ありがとうございます。
発送の準備を致します。

今回は、2本目のご依頼ということもあり、思う存分チューニングを楽しませていただきました。「VSRのチューニングは、まだ先があるなー」と感じています。
もっと振動を取り除いたり、銃の重量バランスを整えたり出来たら、さらに撃ちやすくなるかもしれません。
 前回のNo.14から、今回のNo.33まで20本弱をチューニングさせていただいていますが、進歩は微々たるものです。またいろいろ試してみますので、これからもよろしくお願い致します。

2019年4月23日火曜日
室内レンジで集弾性、連射・速射テスト
20m
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15m
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連射・速射での各部の動作は良好です。遊びが非常に少ないので、3マガジンほど全速力で撃ち続けますと、シリンダーの前後の動きに「粘り」を感じる時があります。
一息つくと元に戻りますので、「熱」の影響でしょうか? 通常の使用では問題ないと思います。

2019年4月24日水曜日
出力測定
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以上で、チューニングとテストを一通り完了いたしました。
ご依頼主様、ご要望がございましたら、お申し付けください。


2019年4月16日火曜日 作業開始いたします。
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気密がもう一つです。シリンダーがもう少し前進して欲しいですね。
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たまーーに見ることのある、塗料の厚塗り。刻印が埋もれそうです。このせいで、、
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アウターバレルをレシーバーにねじ込む際に、抵抗になることがあります。
ねじ込みが浅いと、レシーバーエンドがストックに乗り上げていたりします。
気密が良くないのは、このせいでしょうか。チューニングで解消します。
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2本目のご注文ですので、撃ち味意外に、見た目でも違いを出してみたいと思います。
この2点を加工します。
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ボルトハンドルは、塗料を落としてみると、凹凸がたくさんあります。
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平ヤスリと、180~2,000番のペーパー、フィルムで形を整えます。
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うまく染まりますように。

ハンドル部分の研磨が、足りませんでした。仕上げ直して、今度こそ!
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染まりました。
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2019年4月17日木曜日
エンドとあわせて、こんな感じでいかがでしょうか? お使いいただいて、味が出てくるとよろしいのですが。
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プラパーツの、パーテーションライン消しと表面加工
加工前
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加工後
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トリガーガード 加工前
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加工後
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マズル内部加工
加工前
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加工後
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インナーバレル加工
加工前
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加工後
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チャンバー、チャンバーブロックの加工
加工前
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加工後
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トリガーシステム研磨
加工前
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加工後
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トリガーの加工
塗料を落とした状態
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研磨終了
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染めた直後。この後、防塵・潤滑剤を塗って拭き取ると少し色が薄くなります。
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2019年4月19日金曜日
シリンダーヘッド加工
加工前
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加工後
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ノズル加工
加工前
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加工後
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スプリング、スペーサーの端面加工
加工前
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加工後
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シリンダー開口部のバリ取り
加工前  1,000円位値上げしてでも、ここは処理しておいて欲しいところなんですけど、、「なんとかして下さい!マルイさん」。
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加工後
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ピストン加工  お使いいただいているGスペックより少し重たくします。超重量弾対応。
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転がして出っ張りを確認。
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ハイプレッシャー・サイレント・リードバルブ&バキューム搭載ピストンシステム見参!  0.98jにこれ以上の物は必要ない?
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シリンダー、ボルトハンドル部組立て。
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重ためのピストンを動かすために、スペーサーは最大長の20mm。このままでは、1.2jになるのでノズルを絞りますと、静かーになります。
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ホップアーム嵩上げ
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アウターバレルとレシーバーの擦り合わせ
加工前 あと半回転ちょっとねじ込みたいですね。
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アウターバレル後端を削って組み付けてを繰り返し、これくらいになったらあとは慎重に。
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あと少しというところで、強くねじ込んだまま半日か一晩置いておきます。圧迫されたレシーバーリングの形状が安定して完成の予定。ストックへの固定に依存しない、カッチカチのアッパー(機関部)になります。
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2019年4月21日日曜日
レシーバーとレシーバーエンドの組み付け
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インナーバレル防振加工 ちょっと重たくなりますが、、
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叩いても、ほとんど音がしません!
鉛テープをインナーバレルに直接貼ると、振動や音を消しきれないのですが、この方法は良いかもしれません。薄い鋼板やアルミ板で、軽量化できるかも。。
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チャンバー、インナーバレル組立て。アウターバレルに組み付け。
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チャンバーとマウントレールの水平を出して、
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撃てる状態になりました。
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サプレッサーの緩み防止
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動作確認
各部の動作は、固さがありますが良好です。

ストックの消音加工
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2019年4月22日月曜日
前後の重量バランスをとるために、ストック後端の内側に少しだけウェイトを貼り付けました。

遠距離弾道、ホップアップ確認
0.28g~0.43g弾でテストしました。0.28g、0.30g、0.33g弾は自由自在にホップ調整が効き、弾道も良く伸びますし、発射音も気持ちいいです。0.36gは上限でしょうか。0.43gは飛びますが、弾道が垂れ気味で距離が伸びず、出力不足です(0.98jでは無理)。
ホップの調整幅は、4~8クリック前後になると思います。最大付近では弾詰まりします。

2019年4月23日火曜日
ホップアーム嵩上げの再調整(弾づまり解消)
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ほんの少しだけ、低くします。380番ペーパーで2擦り、2,000番フィルムで10擦り。0,06mmくらい低く。
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シールテープを貼り直して、組み立てます。
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水平を出して
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ホップ最大でも、弾詰まりしなくなりました。



出力測定

室内レンジで集弾性、連射・速射テスト

完成?再調整?