2021年1月31日日曜日 作業・テスト終了です。 発送いたしました。
テスト用スコープは、Cabelas Alaskan Guide 2-7×32。ケンコー光学(現ケンコー・トキナー)のOEM。
2021年1月5日火曜日 まもなく作業開始いたします。大変お待たせいたしました。
2020年9月10日木曜日
マック堺さんの動画、ブログをご覧いただきメールを頂戴いたしました。誠にありがとうございます。作業開始時期は未定です。
VSR-10 G-Spec(Black)基本チューニング+純正ストックのステップリング加工+高剛性加工+プラパーツ3点加工。ステップリング加工デザインは希望可能であれば、No.40と同じデザインを希望。使用目的:サバイバルゲーム。消音性向上と精度向上で遠距離からの狙撃を行いたい。使用BB弾:0.25g~0.28g弾。出力調整:規制値上限付近。トリガー調整:トリガープルは軽く、ストロークは短めを希望します。発射時の反動:ガンカメラを搭載するため、反動は少ないほどうれしいです。
2021年1月7日木曜日 お電話でのお打ち合わせ、ありがとうございます。
使用弾は0.28g~0.33g。ホップ調整は中間の10でクリックがあり、他は連続可変。
高剛性加工+制振加工。
気密は、まあまあですかね、、。もう少し良くしたい。
レシーバーエンドの段差解消。
アウターバレルとレシーバーは、ほぼ正位置で止まるのですが、もう1回転ねじ込めるように加工してみます。
上の状態からほんの少し戻すと真っ直ぐになるのですが、ちょっと組み付けが緩いので。
トリガーシステム
研磨後
セカンドシアーの反対側を撮り忘れましたが、研磨してあります。
2021年1月8日金曜日
マズル内加工
白っぽい円がサプレッサー取り付け部の内径です。もう少し広げても良いかも。
インナーバレル出口のロングテーパー加工。
入り口とホップ窓付近。研磨の足りないところがありますね。
窓部分は再加工します。
チャンバー周りは最低これぐらいの加工でも良いのですが、、。
ホップ調整のクリックの加工と合わせて、もう少しキチッとした感じになるようにします。
2021年1月9日土曜日 昨日の続き
ホップ調整は10の位置でカチッといいますが、他は連続可変。
チャンバーの左右がピタッと組み合い、チャンバーブロックにもスッと載りますので良い感じですね。
インナーバレルのホップ窓付近を再研磨しました。
これくらい滑らかにしておけば、パッキンに切れ目が入ったりすることもないはずです。
マズル内径も再調整
これで、サプレッサー取り付け部の内径とピッタリになるはずです。
シリンダーとシリンダーヘッドのズレを研磨で解消。高剛性加工には必須。
シリンダー開口部のバリ取り。加工後
シリンダーヘッド、ノズル加工。
2021年1月10日日曜日
シリンダー組立て
ああ!このシリンダー気密が良くない。エアロスがピストンのOリングで発生している、なかなか珍しい例ですね。ほーーー。 0.25g弾くらいならまともに飛ぶと思いますが、重量弾になると途端に出力が下がるケースですね。
ほーーーと感心もしていられないので、、。対策は「シリンダー交換」か「別規格のOリングを試す」かな? VSRのピストンのOリングは「材質NRB-70-1(ニトリルゴム) P規格-18(線径2.4mm 内径17.8mm) 参考単価5円」だと思うので、もう一つ大きいもの(P-20)と、線径が2.62mm 内径18.72mmの別規格(AN6227-14 参考単価5円)のものを取り寄せて試してみます。
ダメでしたら、別のVSRのシリンダーを使います。
2021年1月11日月曜日 シリンダーについて
3本のGスペック用シリンダーがあります。全て未使用ですが、加工の度合いは違います。「どれでも1本あげるよ」と言われたら、どれを選びますか?
真ん中のものがメッキが厚い!気密が高いはずです。
ホップアーム嵩上げ加工
2021年1月12日火曜日 ピストンОリング部分の気密改善
シリンダー内径の公差だけでなく、ピストンとОリングの接点(ピストンの溝状態)にもエアロスの原因があることが分かりました。ペーパーで溝の形状を整えて問題ないところまで改善しました。よかったー。
チャンバー、インナーバレル組立て 高剛性加工でパイプの内側に当たる部分を加工。
アウターバレルとレシーバーの組付け調整
これくらいねじ込めるようになったら、ぎゅーーとしたまま一晩放置します。レシーバーリングが圧縮されてもう少し回るようになります。
アウターバレル内の高剛性加工 まずはインナーバレルとチャンバーから。
制振材・アルミテープ・ウレタンスポンジパイプが当たるところに0.5mmのゴム板
2021年1月13日水曜日 アウターバレル内前方の加工。使うのはパイプとゴム板。
チャンバーとパイプの間に0.5mmのゴム板が挟んでありますので、ギュッと押してネジ穴がちょうどになるようにパイプの長さを調整します。
パイプにゴム板を巻いて挿入します。
インナーバレル先端にシールテープを巻いて組み付け。三層構造アウターバレル+吸音スポンジ+制振インナーバレルです。ずっしり重く、叩くと「ゴツゴツ」。
アウターバレル後半(チャンバーからレシーバリングまで)の高剛性加工
シリンダーとパイプの擦り合わせ 木の棒にペーパー(#100〜#800)を取り付けてパイプの内径を広げます。
グリスを塗って滑らかに動けば完成。
ゴム板を巻いてアウターバレルに入れると、
チャンバーに当たっています。
ピストンを入れると、初挿入なのでまだキツキツ。
樹脂パイプなので排弾口にライトを当てると光りますね。
細かい筋が見えるのはグリスで実際はツルツル滑らかです。
2021年1月14日木曜日 アッパー組立て
撃てる状態になりました。各部の動作は良好です。テストしながら慣らしていきます。
2021年1月15日金曜日 出力、ホップアップ確認
出力の最大値は、0.20g弾で0.85j、0.25g弾で0.89j、0.28g弾で0.95j、0.30g弾で0.95j、0.40g弾で0.93j(いずれもホップ調整全域の最大値)。0.30g弾や0.40g弾でも出力が急に下がりませんのでエアロスの影響はほとんど無さそうですね。
ホップ調整は最小から最大まで弾詰まりせず、クリックがある中間付近までは弾速が上がっていき、後半から最大にかけて徐々に弾速が落ちていきます。 理想的なホップ調整だと思います。
チャンバーとマウントレールの水平確認(スコープを乗せる際の注意点)
マウントレールの前方(山二つくらい)が少し左上がりですね。
後方は問題なし。
ご自身でスコープを乗せるとき、前二つの溝は使わない方がいいと思います。そこにマウントリングを載せると、スコープが右を向いてしまいます。マルイさんの純正マウントレールは油断できない!どんなに精度のいい銃でも、スコープが真っすぐ載っていなかったら台無しですよね。
水準器は全て国産の信頼できるものです。スコープのマウントには必需品です。
2021年1月21日木曜日 おだやかな天気になりましたので、最大飛距離での弾道・ホップ調整のテストをしました(ストック無し、スコープあり)。弾道は良好です。ホップ調整も「直進してドロップ」から「直進して山なりに持ち上がってドロップ」「直進して大きく持ち上がってドロップ」まで、細かく調整することが出来ます。使用BB弾や距離に応じて最適と思うホップ調整が可能だと思います。組上げて数日たちましたが、各部の動作も安定しています。嫌な変化がありませんので再調整の必要がなく、このままお使いいただけると思います。
ストックのステップリング加工
こんなデザインで。
2021年1月26日火曜日 ステップリング作業
2021年1月28日木曜日 ストックの制振加工
プラパーツ加工
どれがよろしいでしょう? イエローがお好み。
組立て、動作・弾道確認
動作良好です。
あとは、弾道再確認。
完成?再調整?