tascoTitanのブログ

最高のカスタムVSR-10を目指して

ご依頼 VSR-10Gスペックフルチューン No.020

ご依頼主様からオーケーをいただきました。ありがとうございます。
「小ネタ」の3種類(マガジン・リリースボタン・ネジ山黒染め)をご希望ですので組込み後、発送させていただきます。
2018年10月16日火曜日
3つのオプションを組み込み、全体をクリーニング、ストックに薄くオイルを塗りました。10月17日水曜日に発送させていただきます。
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2018年10月15日月曜日
20m室内レンジでテストしました。
ホップ調整してワンマガジン撃っています。大きく外しているのは私のトリガーミスです。(0.20g弾・0.25g弾はスコープの調整が右にずれていました。)
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近距離も試してみました。
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約300発の連射・速射でも動作に異常ありません。

ここまでで、加工とテストを一通り終了致しました。
何かご要望がございましたらお申し付けください。

現状でよろしければ発送の準備を致します。

2018年10月13日土曜日
スコープを載せて長距離の弾道確認
良好です。「しつけの行き届いた弾道」といった感じで素直に言うこと聞きます。
ホップの調整は「控え目な実力派」? 穏やかに効いていきますが超重量弾も山なりに持ち上げます。

後は、室内レンジでのテストが合格でしたら完成です。


2018年10月8日月曜日
お手持ちの「Gスペック ナカヤウッドストック付き」のチューニングをご依頼いただきました。ありがとうございます。
本日到着いたしました。
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2018年にご購入ですがODモデルですのでBKモデルより少し前の製造です。
私の印象ですが40番台からこの辺のモデルは「油断ならない!」と感じています。
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ボルトエンドが緩んでいてハンドルがガタつきます。気密が不安定な原因の一つです。
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もう少し気密を向上させたいですね。コッキングの仕方でエアロスが発生します。
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ネジは締まっていましたがチャンバーがアウターに固定されていず、カタカタ動く状態でした。組み付けミスですね。アウターの開口部前端とチャンバーブロックの組み付け位置が合っていません。チャンバーとブロックが僅かに前にずれた位置で無理にネジ止めされたため、固定されない他にブロックが銃下方に出っ張ります。気密が不安定・弾道が不安定な原因の一つですね。
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金属粉が、、。
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ノズルがチャンバー入り口に強く当たっていました。
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シリンダーヘッドがシリンダーに対してずれています。
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これは可愛いほうです。メンテナンスでシリンダーを抜き差しするときに前方のレシーバーリングの引っかかります。ノズルがチャンバー入り口のガツガツ当たるのもこれが原因の一つだったりします。
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加工が荒いので削っておきます。
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レシーバーリングは前後とも綺麗です。
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パッキンは、、。交換します。
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インナーバレルの中にパッキンの削れカスなどが付着しています。
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油分とパッキンのカスですね。
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清掃後、何かポツンと、、。
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ホップのための出っ張りの前に、小さな突起があります。新型パッキンか!?
バリです。
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2018年10月9日火曜日
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インナーバレル加工
加工前
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加工後
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2018年10月10日水曜日
レシーバーとエンドの組み付け ユルユルなので
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アルミテープでキッチリに
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チャンバー・チャンバーブロックの加工
加工前 
チャンバー入り口にノズルが当たって擦れた跡があります。左右を組み合わせると内部に隙間ができるのですり合わせします。
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加工後
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ノズル加工 加工後
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ボルトハンドル部グリスアップ オイルが差されているだけなので
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トリガーシステム加工
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トリガー・各シアー・トリガーストップを研磨
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ホップアーム嵩上げパーツ 室内近距離・中距離も撃たれるので「気持ち低め」に。
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2018年10月11日木曜日
マズル加工
インナーバレル出口からサプレッサー入り口が段差無くテーパー状につながる感じで。「ハズレ弾」の出るGスペックには「特におすすめの加工」です。
加工前
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加工後 サプレッサー入り口より広くしてしまうと逆効果です。
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先端にブレ止めをしてインナーバレルを入れると、、。いいんじゃないでしょうか。
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チャンバーインナー組立て パッキンは新品に換えてあります。
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吸音材と先端にブレ防止をしてアウターに入れます。
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シリンダーを開けます。
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VSR名物のバリ
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加工後
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このバリのおかげで、今年購入新品同様品のОリングやピストン外周部がこんなことに、、。Оリングは社外品に交換します。ピストン外周部は軽く研磨します。
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セカンドシアーが掛かるエンド部分の擦れ傷は、セカンドシアーの当たり面が滑らかでなかったからです。加工済みですのでこれほどの傷はもうつかないはずです。
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シリンダーヘッドテーパー加工
加工前
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加工後 これくらい深くするとエアブレーキの効きが遅くなります。
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2018年10月12日金曜日
ピストン加工  Оリングは新品をつけます。
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スプリングとスペーサー加工
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ピストン内にグリス充填して組み立て
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撃てる状態です。現状、動作は良好です。出力測定やテストで1,000発程度撃って様子を見ます。
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チャンバーとマウントレールの水平出し。
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出力測定 3回目の調整でこれくらいになりました。
ホップの調整は室内近距離から中距離での的当てから野外ロングレンジまで、BB弾は0.20g弾~0.33g弾まで使用可能なようになっています。
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各部の動作は良好です。
ボルトハンドルの緩みは出ていません。
ノズルとチャンバーの当たりは滑らかになりました。
トリガーはストロークはそのままでプルを少しだけ軽くしました。

アッパーを少し前進させて固定するために、トリガーガード前方・後方のネジ穴を前方に広げます。
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覗いてみてレシーバーのネジ穴が見えるくらいまで前に広げます。
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これくらい削ります。
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ネジがスムーズに入るようになるとレシーバー内部まで届いてしまい、シリンダーが動かせなくなりますので、ネジの頭を少しだけ削リます。
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短いネジはそのままで大丈夫です。長い方の頭を一山ちょっと削って短くします。
キッチリねじ込めますが、ウッドストックですので手加減したほうがいいと思います。
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削ったあとは木肌がむき出しですので、亜麻仁油を塗っておきます。
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この後はスコープを載せて、
遠距離の弾道確認
室内レンジで集弾性テスト、連射・速射での操作性のテスト
をします。