古い、中古やデッドストックのスコープはカビや曇りがあって当たり前なのですが、
この写真の黒い斑点やグレーの影は全部カビです。接眼レンズの内側全面カビ!
接眼部なら分解できれば、なんとかなることもあります。温めて、溶かしてベンチバイスに固定して、やっと回りました。
ブッシュネルのエリートシリーズは、日本製です。丁寧に作られていますよー。
パワーダイヤルを外して、位置決めの小さいネジを外すと回せるのですが、ロック剤で微動だにしないよう固定されています。
接眼レンズ内側のカビ発生の原因は、ここかなー? ネジ部分は丁寧にシールされていましたし、バッテリー蓋のOリングも綺麗でしたが、蓋と別々に動くイルミの調整ダイヤルが怪しいですね。グリス入れておきますか。
内側はこんな感じで、配線やスイッチが見えています。赤いLEDが一灯。
LEDでワイヤーレチクルを照らす仕組み。昔はみんなワイヤーだった。
トイガン用や、安価なスコープは現在でもワイヤーレチクルだったりします。
カビ退治は、アルコールで拭けるところは全部拭きます。外せるパーツは漬けておいてカビ菌を無くします。レンズもクリアになりました。
除湿保管庫で一晩乾かしてから組み立てます。
除湿中
使えるスコープになるか?
12時間後 乾いてきましたねー。このくらいの低湿度で1日おけば、カビ菌をやっつけられるかと、、。
このスコープは、90年代のものなのかなー?イルミついたのはいつ頃からなのか?
ちなみに、2010年前後のELITE 3200はこんなでした。阿寒町鶴居村のハンターさんからお譲りいただいたほとんど未使用の超美品。ありがとうございます!これも日本製。
レチクルもワイヤーではありません。レンズコーティングも進化しています。