tascoTitanのブログ

最高のカスタムVSR-10を目指して

ご依頼品 VSR-10Gスペックフルチューニング No.022

2018年11月2日金曜日
ご依頼主様からオーケーを頂きました。ありがとうございます。
11月3日土曜日に発送させていただきます。

お手持ちの「Gスペックのフルチューニング」のご依頼を頂戴いたしました。
ありがとうございます。
 
2018年10月20日土曜日
お電話での打ち合わせありがとうございました。
今年9月ご購入。
サバイバルゲーム・野外ロングレンジ的当て(50m超)にご使用。
BB弾は0.28g弾・0.30g弾。
トリガープル・ストロークは軽く・短く。
静音性より「勢いのある撃ち味」が好み。
ご自身でGスペックのカスタムをされています。
フロンティアオリジナルスコープ(3-10×42サイドフォーカス)の取付けと、
「小ネタ」のマガジンとリリースボタンの加工をご希望です。

2018年11月1日木曜日
室内シューティングレンジでテスト
20m
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10m立射
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20m立射で小さい的紙ですと数発外してしまいます。修行が足りない!
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速射・連射での動作は良好です。
スコープのフォーカス・ズーム・ヴィンテージとエレベーション調整に異常ありません。
集弾性は、極端なハズレ弾が出ないのはいいと思います。

ここまでで、加工とテストが一通り完了いたしましたが、
ご依頼主さま、ご要望がございましたらお申し付けください。



2018年10月27日土曜日
「Gスペック+マウントリング」到着しました。大変丁寧な梱包で送っていただきました。

現状をチェックいたします。
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パッキン部分の気密は良好ですが、シリンダー内(ピストンヘッドОリング)で、
エアロスしています。
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ノズルがチャンバー入り口にガツガツ当たっています。
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最近もう一例ありましたが、チャンバーブロックがアウターバレルの開口部前端と噛み合ってないままネジ止めされています。チャンバーが固定されずアウターバレルの中でカチャカチャ遊んでいます。
この状態で撃ちますとチャンバーはストックに固定されていますが、アウターが動きますのでインナーバレル先端が動くことになります。
マルイさんの組立てミスでしょうか?「ネジが入っているからOK」みたいな、、。
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シリンダーのバリ取りをしないままですと、数マガジン撃っただけでもピストン外周部・Оリングが削られてしまします。グリスと削れカスが溜まってきています。
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ノズルの太い部分の段差がチャンバー入り口を削ります。
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インナーバレルにスペーサーを接着する際の接着剤が盛大に塗られています。
このスペーサーは数年すると接着剤が痩せてきてスカスカになっていたりします。
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インナーバレルを加工します。
入り口・出口とも角は全て丸めます。
加工前
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内面はゆず肌状です。BB弾がパッキンに当たる前後は鏡面に仕上げます。
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パッキンが当たる部分が鋭いままですと亀裂が入ることがあります。
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加工後
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10倍のルーペで見て鏡面を確認しています。
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チャンバー・チャンバーブロック加工
加工前
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凸凹が多いですね。
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入り口にノズルが当たっていた跡がついています。やがて削りかすがパッキンに付くようになります。
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加工後 チャンバー入り口は少し広げて滑らかなR加工します。全体の凸凹を平らにします。インナーバレルと一緒にコーティングしておきます。
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トリガーとシアー研磨
加工前
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加工後 組み立て後にストロークを短く、プルを軽く調整します。
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サプレッサーの緩み防止
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「小ネタ」のマガジンとリリースボタンの加工。今回はふたつのピッチを揃えてみました。
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2018年10月28日日曜日
レシーバーエンドをアルミテープを挟んでレシーバーに固定
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ノズルの加工
加工前
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加工後
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シリンダーを開けます
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ご購入後1ヶ月ほどですがピストン外周部とOリングにダメージがかなり、、。
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原因はシリンダー内のヤスリのようなバリです。
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400~2000番のペーパー・フィルムで研磨します。
加工後
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シリンダーヘッドのテーパー加工
加工前
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加工後
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ボルトハンドル部グリスアップ
オイルが塗られているだけですのでたっぷりグリスを入れておきます。
ネジが緩んで来ますのでネジロック剤を使います。
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2018年10月29日月曜日
ピストンの加工です。Oリングは新品に交換します。
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スプリングとスペーサー
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ピストン内にグリスを充填してコッキングのたびにスプリングに行き渡るようにします。
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ホップレバーに押しパーツを付けます。ABSパイプから削り出しています。
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チャンバー・インナーバレル組み付け
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マズル部加工 インナーバレル出口とサプレッサー入り口をテーパー状に繋ぎます。
加工前
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加工後 広げ過ぎると逆効果です。これくらいが限界です。
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アウターバレル・チャンバー・インナーバレル組み付け
空洞での反響防止にウレタンスポンジ、インナー先端の固定はシールテープ。
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レシーバーとアウターバレルの組み付け
後少しで正位置まで回ります。強く締め込んで一晩置いてみます。
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2018年10月30日火曜日
アウターバレル後端をごくわずかに研磨して組み付け。
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チャンバーとマウントレールが水平です。各部の動作良好。シリンダー内でエアロスしていましたが、現状気密は完璧です。
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撃てる状態になりました。
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ストックの消音加工
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出力測定
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2018年10月31日水曜日
スコープ取付
2018年発売の新品です。
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マウントリング付属のテープは剥がします。
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このテープはベタベタが取れなくなります。
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アルコールで拭いても取りきれません。溶剤使うと塗料が落ちるし、、、。
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チャンバーの水平と
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スコープの水平を合わせておきます。
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実射で弾道確認します。

長距離の弾道は良好です。ホップ調整も0.20g弾~0.33g弾で「直進してドロップ」から「直進後、持ち上がって伸びる」、「鬼ホップ」まで調整可能です。
スコープもほぼ真っすぐ乗っている感じでヴィンテージの調整が不要です。
ただ、発送時に取り外しますので到着・組み付け後に実射で確認調整してください。


この後は、集弾性テスト・連射速射テスト等をいたします。